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テーマ:魔法戦隊マジレンジャー(400)
カテゴリ:サブカルについてうんちく
■マジレンジャーファイナル 『魔法戦隊マジレンジャー』DVD最終巻、ついにきてしまった。 本巻にはラスト5話が収録されており、また、映像特典としてマジレン兄弟5人+ヒカル先生の役者さんファイナルインタビューも収録されている。 『魔法戦隊マジレンジャー』のテレビ放映が2月に終わり、5月には役者さんの出演した各地のショーも終わって、このDVDで本当にマジレンジャーは最期なんじゃないか、一区切りなんじゃないかと思う。 N郎♪=戦隊好きの図式が出来たあがったのも、ひとえにこのマジレンジャーのおかげだ。今放送している『轟轟戦隊ボウケンジャー』や一昨年の『特捜戦隊デカレンジャー』だったらここまで戦隊好きにはならなかったと思う。マジレンジャーに感動したゆえに他の戦隊に手を出し、そしてこれまで観た作品数は数しれず。 でも、それら他の戦隊を見てみて、あらためてマジレンジャーが突出した出来であったと思わざるおえない。マジレンジャーは他の戦隊シリーズとは決定的に違う要素を持っていた。 ※『魔法戦隊マジレンジャー』って何?っていう人は前回のDVD紹介をご覧下さい。 ●自ブログリンク:DVD 魔法戦隊マジレンジャー VOL.11 ■今巻 VOL.12 に収録されているストーリー 激戦・冥府十神編もファイナルバトル。冥府十神に加え、最期には絶対神ン・マが復活し、マジレンファミリーとラストバトルを展開する。脚本家に注目しながら紹介しよう。 【Stage45】「2人はともだち」【Stage46】「湖へ向かえ」では、敵であるばずの冥府神ティターンが寝返り、マジレンジャー側に立つというストーリーで、脚本家は大和屋暁。「狙い撃ち 」「父の言葉」など傑作回を担当している脚本家だ。冥府神ワイバーンの攻撃からアニキを身を挺して守ったティターンの言葉を借りて、”誰かが誰かを支えている”というテーマを提示してくれる。 【Stage47】「君にかける魔法」 脚本は横手美智子。「君こそヒロイン」「あべこべ姉弟」など、女性ならでわの感性でコミカルな脚本を書いてきている。この回は愛の物語。自分が明日死ぬとわかっていて、自分を想ってくれている女性にプロポーズできるか?この命題に、マジレン兄弟の母、深雪の言葉を通して、「体は離れても、愛し合った記憶があれば、人は強くなれるもの」という答えを提示してくれる。 【Stage48】「決戦」、【Final Stage】「伝説への帰還」では、絶対神ン・マとの最期の闘いが展開され、その中で、マジレンジャーが年間を通して伝えてきた「勇気」というテーマがもう一度クローズアップされる。「自分の勇気を見つけた時、本当に強くなれる」父・勇の言葉にマジレッド・魁はン・マに立ち向かい、そして最後は勢ぞろいしたファミリーパワーでン・マを倒す。敵であるはずだった冥府神スフィンクスやバンキュリアが最期にはマジレンジャーの味方となったストーリー展開もポイントで、また5月にお亡くなりになられた天空大聖者マジエル役・曽我町子さんも印象深い。 ■N郎♪的視点 マジレンジャーらしく、本巻に収録されているラスト5話も、それぞれの脚本家が持ち味を出して示唆に富んだ内容となっている。単にストーリが進んでいって終わるというのではないところがマジレンジャーの面白さだ。そこには必ず主題があって、年間を通して主題を提示するような脚本を意識して続けたところに、作品としての質の高さををあらためて感じ、送り手側の意図・計画・作戦に感心した。 友人・知人などの意見を聞くと、マジレンジャーにはまらなかった人の意見でこういったのがあった。「子供っぽい」「最期は魔法でなんでも解決してしまう」。 前者の意見は『特捜戦隊デカレンジャー』と比較して・・・という前置きが入る。デカレンジャーも悪くはないが、DVDを借りてきて観て、マジレンジャーのようにはまらなかった。理由は、脚本にマジレンジャーのような主題を感じ取ることが出来なかったからだ。確かに作品の設定はマジレンジャーよりも対象とする年齢層は少し高いのかもしれないが、脚本という点でマジレンジャーの深さには及んでいないと思う。デカレンジャーとマジレンジャーはプロデューサーをはじめスタッフが重なっているのだが、マジレンジャーのほうが大人を意識した作りとなっているのではないか・・・というよりもより幅広い年齢層で楽しめるのではないかと思う。 後者の「最期は魔法でなんでも解決してしまう」という意見は、確かにそんなストーリ展開でもあるのだが、そのストーリー展開をよく見ていれば、新しい魔法が使えるようになるのは、自分の弱さを乗り越え、勇気をふるい起した時にはじめて新しい魔法を使えるようになるということに気づくはずだ。そこには、たとえ困難で厳しい状況の中であっても、勇気をふるいおこして立ち向かえば、困難を突破する道も開けるというテーマがこめられている。日常生活に照らし合わせた時、「魔法」とはいわゆる「奇跡」のことであって、自分自身が勇気を振るい起こしてなんらかの行動を起さない限り、絶対に「奇跡」は起きはしないが、勇気を振るい起して困難や障害に立ち向かえば、「奇跡」だって起こりうるというメッセージがこめられている。 すべて無に支配されてしまった世界で、一輪の花を見つけたマジピンク・芳香ちゃんの言葉。 「ン・マの支配するこんな世界でも、命が育ってるんだよ。可能性はつくるもの、つくれるもの。だったら、奇跡だっておこせるよ。」 そんな単純じゃねぇよとか、ストレート過ぎて子供だましとかいう面もあるかもしれない。だけど逆にそんなストレートさが新鮮であり、人の心を動かしたりもする。 そんなメッセージを自分のモノに出来るかどうか・・・・観ている側が問われる番なんじゃないかって思う。 DVD 魔法戦隊マジレンジャー VOL.12 紹介 収録話数 Stage.45 ■ 二人はともだち~ジー・ゴル・マジュナ~ Stage.46 ■ 湖へ向かえ~ゴール・ゴル・ゴル・ゴルディーロ~ Stage.47 ■ 君にかける魔法~ルルド・ゴルディーロ~ Stage.48 ■ 決戦~マジ・マジュール・ゴゴール・ジンガジン Stage.49 ■ 伝説への帰還~マージ・マジ・マジェンド~ 映像特典 てるこの部屋/最終回のゲストは父・勇役の磯部務さん。磯部さんは声がめちゃくちゃ渋いのだが、性格はメチャクチャシャイとのこと。そんな人柄が伝わってくる対談だった。「これからは俺たちが伝説を作っていくんだ」という最終回でのセリフに重ね合わせ、スーパー戦隊シリーズの中でも、『魔法戦隊マジレンジャー』は伝説としてこれから語り継がれていくのではないかと話していたのが印象的。 マジカル美術館/デザイン担当の人のコメントがまた興味深い。冥府十神は新撰組のイメージというコメントを見て、なるほどと思った。敵ながらかなりインパクトのある存在で一人一人(一神一神)がよく出来ていて、作品の終盤を盛り上げてくれた。キャラクターデザインから逆にストーリーが展開していくというような話もあり、面白かった。 マジカルトーク/最期というだけあって話もよかった。マジレッド役の橋本君は、みなさんが応援してくれればDVDもまだ続くかもしれないと意味深なことを言っていたが、どういうことだろう? ラストメッセージ/一人一人、役者さんの最期のメッセージ。みんな落ち着いていて、次へのステップにするとか、マジレンジャーはこれからも生きているとかいう話をしていたが、その中で、マジピンク・小津芳香役の別府あゆみさんが、感極まって涙を流しながらメッセージを伝えていたのは彼女の人柄が出ていて、やさしい娘なんだと思った。一年間ご苦労様でした。ありがとう。 DVD 公式サイト ●自ブログリンク DVD 魔法戦隊マジレンジャー VOL.11 DVD 魔法戦隊マジレンジャー VOL.10 曽我町子さん逝去 『魔法戦隊マジレンジャー VS デカレンジャー』の見どころ DVD 魔法戦隊マジレンジャー VOL.9 魔法戦隊マジレンジャーの音楽(2) 魔法戦隊マジレンジャーの音楽(1) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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