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テーマ:特撮について喋ろう♪(4732)
カテゴリ:サブカルについてうんちく
『魔法戦隊マジレンジャー』に触発されて、半年ほど前から観はじめたスーパー戦隊シリーズのビデオ&DVD。マジレンジャーを除いて最初にゴール(最終回)にたどり着いたのは『爆竜戦隊アバレンジャー』だった。並行してゴレンジャーからデカレンジャーまでの十数作品をピックアップし、レンタルして観ているのだが、アバレンジャーがトップをきってゴールに着いたのはそれなりの理由がある。一番の理由はラストスパートのストーリ展開が気になり、一気にラスト3巻ぐらいを観たからというのがあった。それを考えると飽きずにとっつきやすい作品だったのかもしれない。ちなみに現時点のN郎♪最終回到達ランキング上位10作品は以下(笑) 1位.マジレンジャー(最終回到達) 2位.アバレンジャー(最終回到達) 3位.ガオレンジャー(あと1巻) 4位.デカレンジャー(あと3巻) 5位.タイムレンジャー(あと5巻) 6位.ジェットマン(まだ2巻) ハリケンジャー(まだ2巻) 8位.ゴレンジャー、デンジマン、ジュウレンジャー 、カクレンジャー 、 オーレンジャー、カーレンジャー、メガレンジャー、ギンガマン、 ゴーゴーファイブ(いずも1巻のみ) 番外 ダイナマン、バイオマン、チェンジマン(いずれも予告編だけで最終回到達) このアバレンジャー、サンバルカン・ジェットマン・ジュウレンジャー・ガオレンジャーなど、過去の戦隊の成功要素を集めてゴッチャにしたようなところがある。 例えば恐竜を全面に持ってきているところは言うまでもなくジュウレンジャーを継承しているし、恐竜が進化した「爆竜」やそのロボット、CGシーンは、「パワーアニマル」でおもちゃの売上げを飛躍的に伸ばしたガオレンジャーを継承している。エンディングは、親の世代を意識してか、串田アキラを使ってサンバルカンを彷彿させるような歌となっている。これらの要素は目論見どおり、成功したと言えよう。 一方でこの作品、失敗作とか、駄作とか、あまり評判のよろしくない意見も多い。 N郎♪的視点で失敗と思える部分を挙げると、何よりもまずアバレキラーの存在だ。アバレキラー、最期はしっくりと物語りに溶け込んで、見ている側の涙を誘ったのだが、そこにいたるまでの役割がヒド過ぎた。キラーがアバレンジャーと闘う理由が意味不明で必然性もなく、気まぐれに行動してアバレンジャーをズタズタにしていき、観ている側はウツになってもうウンザリ。それまでは、アバレンジャー、そこそこ楽しめるドラマだったのだが、キラー登場のおかげでその面白さがぶち壊され、観るのも嫌になるようなドラマとなってしまった。ストーリ展開で自滅したと思う。 最期は人間として目覚めるアバレキラーだが、最初からデズモゾーリャの影をちらつかせておけば、マジレンジャーにおけるウルザードのように観ている側もアバレキラーに何かしらの感情移入が出来たのではないか。残念ながらストーリ展開は行き当たりばったり感が否めず、実際のところ作り手側もどう収集をつけてよいか困っていたのではないかと思う。 アバレキラーの最期に感動した人は多いだろうから、アバレキラーの存在自体を否定する意見はさほどは多くはないだろう。だけど、最期の数話のために、中盤が台無しになったことを思えば、全体のストーリ展開を考えた人の責任は大きい。アスカの過去など他の部分も消化不良を起していて、そういった部分がアバレの評価が低い理由ではないだろうか。 とまぁ、失敗点について書いてきたのだが、かといってアバレンジャーが観る価値なしの作品かといえばそうではなく、ゴチャゴチャしてはいたが、なかなか光るところも多い作品だった。なかでもパロディーのセンスはピカイチ。特に笑えた回を挙げてみよう。 第10話「アバレリーガー金縛り」 全編パロディー。パロディーに限らず、初期のころはなかなか面白い話が多かった。 第30話「最凶! アバレヴォリアン結成」 オープニングから爆笑。パロディーも一線を越えているところがアバレならでは。 第44話「サラリーマンはアバレ仕掛けの夢を見るか?」 キラー(田中幸太郎)の蕎麦屋姿につきる(笑)。かなりの役者だと思う。夢の中の夢というようなストーリーも話として面白い。 パロディー以外にも、マジレンジャー同様に奥が深く感動的な回もあった 第9話「目覚めよ!アバレサバイバー」 以前プログにも書いたことがあるが、誰の心にもダイノガッツがあり、あきらめずにチャレンジしようという、かなり評価が高くおもしろい話だった。 第37話「快感アバレクイーン」 親子の絆に思わず涙を誘われる。この話、視聴者から評判がよかったのではないかと推測され、それがマジレンジャーの発想の元となったのではないかと想像してしまう。 アバレンジャー失敗の反省がマジレンジャーの成功を生み出したという意見を見ることがあるが、スタッフが重なっているところもあり、確かにこの作品の教訓がマジレンジャーに活かされたと思える。それを考えると、アバレンジャーの失敗も、後の傑作を生み出すための経験として、そのチャレンジ精神は評価できるのかもしれない。 音楽的には羽田健太郎グループの音楽もそこそこよく、挿入歌にもいいものがあった。アスカ(阿部薫)のテーマソングにはファンも多いのではないだろうか。 キャスティング的にも老若男女、個性的なキャスティングだったと思う。アバレレッドが弱すぎるという意見を見ることもあるが、N郎♪的には凌駕(西興一朗)のキャラはなかなか好きなキャラだ。キラーにいじめられ過ぎたのが不評の原因か。カリスマ整体師のアバレブルー三条さん(冨田翔)もジェットマンのブラックコンドルを彷彿させ、キラーが出てくるまでは(笑)存在感があった。アバレイエローらんるちゃんの役者さん(いとうあいこ)はこのごろ花王のCMに出ていたり、ウルトラマンメビウスの映画に準主役として出演するなど、ブレイクしている。 アバレンジャーになり損ねた、みぽりん(西島未智)や杉下竜之介(奥村公延)など、和風喫茶「恐竜や」のメンバーも脇役ながら存在感があって、いい感じだった。「恐竜や」はそのままお店として営業したら、結構人気なお店になるんでは?。ちなみに「恐竜や」の常連客として登場してくる横田さんの役者さん(諏訪太朗)は、ガオレンジャーでも炭火焼オルグ役として登場している(ガオ34話)。ガオレンジャーでのその話はなかなか泣けるいい話だった。タイムレンジャーでホナミ役を演じた役者さん(有輝りん)もゲストとして登場するなど(アバレ27話)、総じてキャスティングはよかったと思う。 敵側のデザインがいまひとつセンス悪かったり、いい加減であったり、ストーリが消化不良であったりと、デカレンジャーやマジレンジャーのような質の高さはなかったが、みんなが恐竜屋に集まってくる最終回のラストシーンに思わず嬉しくなってしまったように、登場人物一人一人に愛着が持て、愛すべきドラマであったことは間違いない。「デカレンジャーVSアバレンジャー」はアバレンジャーを全て見終わった後に観るべきだったと後悔した。一度観たけれど、最終回を観終わった後、「デカレンジャーVSアバレンジャー」、また観直したくなりました(笑) ●リンク:爆竜戦隊アバレンジャー・エピソード一覧 ●リンク:東映公式 爆竜戦隊アバレンジャー ●リンク:テレビ朝日 爆竜戦隊アバレンジャー ●リンク:Vシネマ 特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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