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テーマ:特撮について喋ろう♪(4731)
カテゴリ:サブカルについてうんちく
スーパー戦隊シリーズ最終回到達ランキング、マジレンジャー・アバレンジャー・ガオレンジャーに続いて最終回に到達したのは「特捜戦隊デカレンジャー」となった。 2004年2月から2005年2月まで放送されたデカレンジャー、かなりの人気だったからファンは多いのではないだろうか。DVDのレンタルコーナーでも、他の戦隊シリーズと比較して借りている人は多いように見える。 スーパー戦隊シリーズの中でのデカレンジャーの特徴について、俺が感じたことを挙げてみよう。 1.完成度が高い 2.キャラクターに個性があり、あそびごころがあっておもしろい 1.完成度が高い・・・これについては前年のアバレンジャーがかなりハチャメチャなストーリー展開だったのと比較し、ずいぶんとお行儀のよいストーリ展開となり、作品としての質が高くなった。アバレンジャーで番組の内容に対する親からの批判や抗議があって、その反省からではないかと推測されるが、お行儀がよくなってもエンターテイメントとしてよく出来ていて、その2つを両立させたことはスタッフの努力の賜物だと思う。 いわゆる悪モノ側となるアリエナイザーや怪重機のデザインもよく、デザイナーは手塚治の漫画に影響を受けているのでは・・・そう思われるほど、デザイン的に統一がとれていて、なかなかだった。これもアバレンジャーから進歩したところだろう。 2.キャラクターに個性があり、あそびごころがあっておもしろい・・・これについてはバン、ホージー、センちゃん、ジャスミン、ウメコと、5人それぞれの個性があり、あそびごころに満ちたキャラクター設定とセリフまわしで、各人の存在感を際立たせていたのがよかった。「ジャスミンはエスパーである」とか、「これはセンちゃんのシンキングポーズである」とか、毎度おなじみのナレーションが入るのだが、その定番ナレーションの使い方など、作り手のウマさが光っていたと思う。 5人の中でも、オヤジギャグや言葉あそびをクールに連発するジャスミン(木下あゆ美)のキャラクターが一番ヘンでおもしろかったのだが、そのセリフから脚本家やプロデューサーの世代が見えて、似たような世代にはたまらなかったのではないかと思う(笑)。 ただ、追加メンバーであるテツ(吉田友一)が「ナンセンス」を連発するのには、他にセリフはないの?・・とか、ここで「ナンセンス」というのは意味的におかしいだろう・・・とか、なんか演じている役者さんが可哀そうになった。テツの扱いについてはもうちょっと考えてあげてもよかったのでは・・・まぁ、女装が個性と理解しておこう(笑)。 犬顔をしたボスや石野真子が演じたスワンさんも、それぞれの役割でいい味を出していて、なくてはならない存在感を示していたし、スワットの時のゴリラ教官や鳥顔の宇宙警察長官など、脇役キャラクターも印象深かった。翌年のマジレンジャーの冥府十神でもいえるのだが、声優さんの使い方が上手いと思う。ゲストキャラクターも記憶に残っているキャラが多いのではないだろうか。 このようなしっかりしたキャラクター設定には、登場人物一人一人を大事にした作り手のこだわりが感じられて、デカレンジャーが成功した大きな要因だと思う。オーソドックスではあるが、1年間を通して放送するシリーズ番組として重要なポイントではないかと思うのだ。 どのキャラクターが一番好み?・・・・デカレンジャーはそんな楽しみ方が出来た作品であったと思う。 (この話つづく) ●リンク:テレビ朝日デカレンジャー公式サイト ●リンク:東映デカレンジャー公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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