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テーマ:ニュース(100210)
カテゴリ:ニュース・社会うんちく
毎日毎日ショッキングなニュースが流れているが、今週、最もショッキングだったニュース、皆さんは何だったろうか?・・・俺はこのニュースにかなり衝撃を覚えた。 「国民投票法案、14日成立へ」・・・来週の月曜、参議院本会議で成立するという。既に衆議院は通過していたのだが、不覚にもそのニュースに気がつかなかった。それもあって今回のニュースにショックを受けたのだが、衆議院を通過したことに気が付かなかったのは自分が不覚だったということもあるのだろうが、しかし、マスコミが意図的に小さく扱っていたからというのもあるのではないかと思う。これは大々的にとりあげるべきニュースではないか。 憲法は国民投票で変えられるのだから、その法整備を進めるということ自体はおかしなことではない。しかし、他のことはさておいて何よりもまず憲法9条を変えようとしていること、自公の圧倒的な議席数の上で作られた法律案であるため、当然のことながら自分らにとって有利な法案となっていことなど、見逃せない点がいくつもある。 この法案の問題点について、どういった法律なのかも知らない人も含め以下を参照していただきたい。 ●リンク:ビデオニュース・ドットコム/国民投票法案の中身を知っていますか ●リンク:日弁連/憲法改正国民投票法案に異議あり! この法案が成立し、実際に憲法改正の発議が行われ、国民投票が行われるとしよう。第一の焦点はもちろん憲法9条だ。憲法9条を変えるべきではないという意見と、変えるべきだという意見が真っ二つに割れて、国民投票の結果白黒がはっきりつくのも、ある意味おもしろいことかもしれない。 (自分は憲法9条を守るべき派だ。憲法9条があるにもかかわらず自衛隊がイラクに派遣されているのだから、そのタガが外れたらどんなことになるのかは火を見るより明らかであろう。) 国民投票の結果、もしかしたら九条を変えるべきではないという意見が勝つかもしれない・・・とも思う。しかし残念ながら一番可能性の高い予測はこうだ。国民投票の投票率が低く、国民の多くは関心もないまま、結局は自民党と公明党の組織票によって憲法9条が改正されるというシナリオだ。そんな状況はもうXXの極みとしか言いようのない状況なのだが、それが一番可能性が高いと思われるところに、この社会が絶望的に救いようのないところだと思う。もう一度この歌を聴いて欲しい。 ●MP3音源リンク:「神よ・・・」 憲法9条が改悪され、「集団的自衛権」の名の下に日本の軍隊も戦争に参加することとなった場合、誰が戦地に行くのか? 誰が殺されるのか? 誰が殺すのか? 何のための戦争なのか? 戦争のために税金をバラマいてよいのか?・・・人ごとでは全然ない。 自民党はなぜこうまでして憲法9条を変えたいのだろうか。もちろん自国の軍隊を堂々と持ちたいという考えもあるのだろうが、米政府からの圧力も大きな理由であると思う。 その米国であるが、ブッシュ政権の支持率は過去最低の28%に落ちこんでいるという。イラク戦争が誤った戦争であったということに米国民の多くは気がついているということだろう。イラク戦争をはじめた大義名分の大量破壊兵器の存在はデッチあげであった。もともとイラクとは何の関係もない9・11のテロについても、数多くの疑問と謎が投げかけられている。・・・イラク戦争とは一体なんだったのか、そして内戦で混迷する現在のイラクの状況は何を意味しているのか?たくさんの犠牲者は何故殺されなければならなかったのか・・・・ 憲法9条を捨てた日本政府の軍隊はどうなる・・・・これはもう明白だ。「集団的自衛権」の名の元に、米国の軍隊と一緒に戦争に参加する・・・たとえその戦争がイラク戦争のようにデッチあげのウソにまみれた不正義の戦争であっても、アメリカが「悪の枢軸」とまで呼ばれるようになっていても、劣化ウラン弾や無差別攻撃でイラクの一般市民が虐殺されようがまったく関係なく。「集団的自衛権」の名の下にすべては正当化され、米国の戦争に意義すら唱えることもできないと思う。 日本史に、そして、世界史に残る新たな汚点をこの国が刻んでいくことは確実だ。日本が民主主義社会であるというのであるならば、その責任はまさに今の我々にあるといえるのではないか。 ・・・ JR西日本の特急サンダーバードの中で20代の女性が強姦されたが、誰もそれを制止しなかったという。この国に生きる人たちはきっとそんな人たちの集まりなんだろうな~なんて思わずにはいられない・・・けど、きっと心の中ではみんな憤りを感じてたんだろうね。少しの勇気と連帯が必要なんだと思う。 最新記事はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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