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カテゴリ:キャラバンカー・ライフ
Copyright(C) 中山イーフォト(Nakayama e-photo)
All Rights Rserved. Since October 17,2005-2007(無断複写転載禁止) 現在のデリカ・スペースギヤです。 約3万キロ走行で、エンジントラブル、交通事故・違反は一度もありません。ただ、左下バンパーに、一カ所擦り傷付着と、ボディー下の腹を数回擦りました。その他、異常はありません。(沖縄県・辺戸岬海岸) 最も長期にわたり乗車したデリカ・スターワゴンです。 気に入り、同じ車種を三台買い換えた最後の三台目で、14万キロ走行しました。途中、8万キロ走行時点で、エンジンが破損し、グリーンエンジンに交換しました。その他、対向車の飛び石事故でフロントガラス破損・交換、バイクのエンストによる軽い接触事故・示談処理を体験しました。その後、ディーゼル・エンジンの排ガス規制による車検更新不可のため、上記のデリカ・スペースギヤに買い換えました。高速走行の登坂能力不足を除けば、私にとって非常にいい車でした。(石川県・なぎさドライブウエー) 0006 全国フォト・キャラバンカーの選択(1) 新車購入を基本とした場合の結論を先に述べます。 1)迷わずに、最低地上高21センチ以上の、 2)パワフルなパートタイム方式の4WD車で、 3)テールランプサイズの大きい、上下式大型バックドア方式の 4)ワンボックスカーを選択しましょう。 なお、上記条件は、フォト・キャラバン歴20年余の体験に基づいた結果として掲げてみました。以下は、その理由と問題点等の概要を参考までに述べます。 ●全国規模のフォト・キャラバンを快適で安全に実行するには、それに相応しい車が必要です。例えば、走る道と言っても、舗装された道路ばかりの道はありません。凹凸の激しい道、雪道、砂浜国道(上記、なぎさドライブウエー等)、砂利道、牧草地、林道、河川敷等があり、ノーマルな車よりも、アウトドア仕様に作られたワンボックス4輪駆動車(以下、4WD車と表記)の方が適しています。さらに、一回のキャラバンで2~3週間の間、家を留守にしてのフォト・キャラバンを行う場合、夫婦二人分の最低限の下着を含む衣服と非常用の飲料水・食品・食材、更に、カメラ機材一式、デジタル機材一式、キャンプ生活機材一式等を車内に持ち込むことを考えると、巻頭に掲げた4条件を具備する車しか選択できないと考えます。 1:新車購入について 個人差はあるでしょうが、定年退職時には多少まとまったお金が入るものです。セカンド・ライフの門出に相応しい、また長年の勤労に対するご褒美として新車購入を考えてみましょう。そして、新車納入時の状態で色々な工夫を施し、楽しみながら使いましょう。 なお、購入決定時の大切なポイントは、後部座席をフラットにした時、最低180センチの寝るスペースが確保できることを確認しましょう。180センチ確保は、足を伸ばして車中泊する場合の絶対条件です。また、初めから車を改造する予定のある方は、多少値が張りますがキャンピングカーを選択するか、或いは中古車を選択し、その中で改造の夢を実現させましょう。 (キャンピングカー専門のオートキャンパーのホームページは、←ここをクリック。) 2:パワフルな「パートタイム方式4WD」車について 体験上、2000CC未満クラスのエンジンでは、全国規模のキャラバンには少し非力です。この点、2500~3000CCクラスの4WD車は、作りが本格的で、動力性能も抜きん出て、その信頼性も非常に高いです。なお、フルタイム方式の4WDも選択できますが、パートタイム方式のメリットは、通常は2WD走行し、路面状況により瞬時に4WDに切り替えが出来るので、燃費面において少し節約が可能になり、さらに、より多様で強力な4WD運転ができる楽しみがあります。 3:テールランプの大きい上下式大型バックドア方式について フォト・キャラバンで一番難儀するのが、実は「雨」と「霧」です。ことに暴風雨で雷を伴う場合はどうすることも出来ません。しかし、比較的風が弱い場合は、この大型バックドア方式が大変役に立ちます。ドア面積が大きいだけに、物の出し入れが楽で濡れません。さらに、バックドアの下で、雨宿り(オーニングの代用?)や、マジックテープ等を使えば、更衣室としても利用出来ます。 霧の場合は、難儀と言うよりも、衝突・追突事故の恐れが高くなることです。突然、1~2M先しか見えない深い霧に包まれたことが何回もあります。衝突・追突事故を予防するためには、自車位置の存在を強くアピールする必要があります。テールランプが大きいほど、アピール力が高まります。無論、フロントのフォグランプも点灯させます。このように自然の変化は、人間が予想する以上に激しいものです。 4:「ワンボックスカータイプ」について このタイプが、巻頭で述べたとおり、全国規模のフォト・キャラバンを行う場合の理想タイプです。つまり、車中泊しながら長期のフォト・キャラバンを実行する訳ですから、セダンやワゴンタイプの車では、居住性や、持ち込み荷物、装備品などの積載・搭載・収容力に欠けます。その点、ワンボックスカーは、フォト・キャラバン以外にも色々な使い方が出来、圧倒的に収容力が高く、圧迫感も少ない快適なカーライフが担保されます。 5:最低地上高21センチ以上の車について 路面舗装率が高い日本では不要説も確かにあります。しかし、「数値が大きいことはいいことだ!」のフレーズがあるように、理想は21センチです。その理由は、様々な路面環境でも、ボディー下の腹の擦りや、車両前後の障害物回避(アプローチ・デパーチャーアングル)の大きさから来る運転上の精神的安心感が、2WD車とは比較にならないくらい高いからです。しかしながら、上記条件の21センチを満たす国産車は、かつてはありましたが、現在は残念ながらありません。かろうじて三菱自動車の「デリカ・スペースギヤ」が、その条件に最も近い候補車種に上がってきます。私の知る限り、将来は別としても、国産メーカーでこの条件を満たす候補車種は、2006年1月末現在一台もありません。従って、現状では、候補車種を決定するには妥協するしかないのです。 【参考データ】 4WDワンボックスカーの国産候補車順位 (2006.01.28現在) (2400CC以上のエンジン搭載で、最低地上高の高い順) 順位 メーカー名 車名 最低地上高 最小回転半径 10モード燃費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1、三菱自動車 : デリカ・スペースギヤ: 19.0cm、 6.0m、 7.7k/l 2、トヨタ自動車 : ハイエース・バン : 18.5cm、 5.2m、 ・・・ 3、ホンダ自動車: ステップワゴン : 17.0cm、 5.3m、 11.2k/l 4、日産自動車 : キャラバン・ライダー : 17.0cm、 4.9m、 ・・・ 注: ・・・は、ディーゼル・エンジンで、10モード燃費の表示はありません。 今回は、ここまで。次回は、最低地上高21センチに拘る理由と、問題点などを掲載し、纏める予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 30, 2007 04:52:39 AM
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