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カテゴリ:社会
「ゲゲゲの女房」を見るために、朝7時55分にNHKをつけたら、ニュースのヘッドラインの1番目が「日テレ記者らの足取り確認」となっていた。なぜかそれだけで山で遭難したのだと分かった。耳をすましていたら「キタさんら」とも言っている。昨8月1日は早朝から忙しくインターネットもテレビも見ることなく1日過ごしたが、いったい何が起こったのだろう?
その後、フジテレビのワイドショーと朝日新聞で、ヘリ墜落取材のために山に入った記者とカメラマンが遺体で発見されたと知った。北優路記者のほうは私も知っている方だ。 雲仙普賢岳火砕流の取材で多くの取材陣が亡くなったことも、つい数年前のことのように感じられる。遠く広島からではあるが、どうしてそんなことが起こったのかと不思議でしょうがなかった。 2年前、秋葉原無差別殺傷事件のとき、私用でたまたま通りがかり逮捕直後の加藤被告の映像を撮ったカメラマンは表彰の席で「映像が撮れたのは本当に偶然です。もしかしたら我々も殺されていたかもしれない。皆さん、スクープ映像なんか撮ろうと考えないでください。自分の命を守ることが最優先」と話されていた。 スクープをとるつもりで、自分が他社のトップニュースになってどうするの、北さん。 それにしても雪も雨も降ってない夏の朝の沢で誰にも連絡できず二人とも亡くなるなんて不思議すぎる。なぜ、なぜ、なぜ…。とにかく北さんはもうこの世にいないという現実に、くやしすぎて涙も出ない。胃のあたりがドーンと重いだけだ。 登山経験がありこういう無茶をやりそうな記者は別の社にもう一人心当たりがいて「自分を過信しないで。頼むから生きててください。死んでスクープをとってもらっても誰もうれしくない」とお願いしたことがある。 もともと熟年登山者などなる気はなかったが、今流行りの“山ガール”なんてまっぴらごめんだ。私はまだ伝えたいこと、やりたいことがたくさんあるから、山には入らない。 ※喪に服し写真・画像は休止 私の咳は一晩ぐっすり寝たらピタリと止まった ■日刊ちょいスポ(No.1191) 「甲子園練習開始」。 大阪代表は履正社に決まったばかりだが、夏の甲子園の練習が始まった。トップは和歌山の智弁。夏休みは枝豆とビールで高校野球といきたいところだが、秩父の事故の件でもう高校野球どころではなくなった。8月いっぱいは喪に服したい気分だ。御巣鷹事故のとき高校野球はどうなっていたのだろうか。 プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は ただいま【第2221号】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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