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カテゴリ:取材・執筆・校閲
共同通信の「記者ハンドブック」の12版が出た。記者ほか、編集者・校正者のよりどころとなっている辞書のようなものだ。平成22年11月から文部科学省の定める常用漢字196字追加になるということで、なんと29年ぶりの大改定だという。学生時代から使っているが、あのころからほぼ同じ内容だったのか。
11版と12版 (買ったあとに1冊もらったので家と外と両方で使うことに) 本棚の手前にあるのを見たら、1987年に買った第5版だった。とにかくずっと手元になければいけないものなのだ。さすがに最近ではここに出ていることはほぼ頭に入っているが、なぜ持ち歩くかというと、言ってもきかない人に「ほら、ここにこう書いてあるでしょうが」と見せて、「私が決めたことじゃない。文科省やマスコミ全体で決まっていることだから」と説得するためだ。 マーカーと手垢だらけ 改定の結果、長い間「この字は使えません」と言ってきたものが数日前から使えるようになった。「天皇陛下は神様です」と教えてきたのに、「陛下も人間です」と教えなくてはならなくなった戦後の教師のような気分だ。「今日を境に“挨拶”という漢字は使えるようになったから…」と言われても、私がついていけない。 とにかく2年ほど使いこんだ11版ともサヨナラ。まずは196字を頭に入れましょうね。 これは1冊あると読み物としても楽しいので、皆さんもぜひどうぞ! 「ワタシ今まで間違った日本語を使ってきました、ゴメンナサイ」という気持ちになるはず。 ※「改訂」ではなく「改定」であることに注目! ■日刊ちょいスポ(No.1301) 「奥さんの年収超え」 プロ野球がシーズンオフに入り各球団で来季の年俸交渉が続いている。ロッテの岡田幸文選手は育成出身だが、年俸240万円からスタートして来季やっと1000万円になるという。もちろん同世代のサラリーマンより高収入だが野球選手としては低い。ラミレス選手の何十分の一にあたるのか…。「やっと奥さんの年収を超えた」と喜ぶ岡田選手みたいな人ばかりだといいのだが。 プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は ただいま【第2331号】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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