カテゴリ:話芸・お笑い、ラジオデイズ
今年最初のオリンパスシンクる寄席は、柳亭市馬、橘家文左衛門、両師匠の登場です。お江戸日本橋亭は大入り満員、酸欠が心配される盛況、不景気風を吹き飛ばす期待も膨らむ開演となりました。開口一番は、春風亭ぽっぽさん、ネタは珍しい『転失気(てんしき)』でご機嫌を伺います(カワユイ!) さて、先ずは市馬師匠でご陽気に『厄払い』。与太郎、ご隠居に言われて大晦日の小遣い稼ぎに厄払いに出かける。口上が覚えきれず紙にかなで書いてもらうのだが。。。馬鹿なようで実は世渡りがうまいかもしれない与太郎が暗い世相をぶっ飛ばします。明るく爽やかキャラNO.1の師匠にピッタリ噺でした。 続く文左衛門師匠は正月疲れでけだるく現れ『のめる』を。「のめる」というのが口癖の男、「つまらねえ」が口癖の男と言葉封じの賭をする。ご隠居に「つまらねえ」と言わせる作戦の指南を受けるが。。。ネタは。ぶっきらぼうな文左衛門師匠のキャラが利いた噺で笑いを取りました。 仲入り後は、文左衛門師匠が再登場。長屋の若い者が『寄合酒』で盛り上がろうということになり肴を持ち寄るのだが、文無しの面々があの手この手で持ち寄る物は。。。 頓智の効いた悪知恵続出で大笑い! 大ネタ得意の師匠、どうして軽いネタもなかなかいい味だしてますねえ。 さてトリはもちりん市馬師匠。冬の夜、火の用心の夜廻りを町内の旦那衆がやることになり、番屋に集合。寒いので二組に分けて廻ろうということになり、一番組が町内を回るが寒さに縮こまって情けない。景気づけにと歌が飛び出すとそこはもう市馬師匠のひとり舞台、自慢の喉をたっぷり聴かせます。番屋に戻り、二番組を送り出すと、持ち寄った酒やしし鍋が出て大騒ぎ。そこへ見廻りの役人が現れ。。。ネタはご存知『二番煎じ』。酒も歌も大好きな師匠がやると、こんな楽しく明るい噺になるんです。 いや~、古典落語って、何度聴いてもやっぱり面白いもんですねえ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月23日 16時16分29秒
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