古今亭志ん五・三遊亭歌之介登場!ラジオデイズ落語会(第5回)
ラジオデイズ・グランドオープン初日に当たる第5回目のラジオデイズ落語会は、お客様増加に対応して会場を四谷のコア石響に変更。迎賓館近く学習院初等科の隣という実にどうもやんごとなき聖地で落語の会を催すということになりました。その名の通りの石造りの半地下空間は、「声」と「語り」をテーマとするラジオデイズに相応しく声の温もりを直に感じられる空間でした。開口一番、五街道弥助さん。泥棒に入った家で金を巻き上げられるという、実にどうも間抜けなこそ泥が登場する「夏泥」で笑いを取りました。そしてお待ちかね古今亭志ん五師匠が登場、ネタは、幇間腹(たいこばら)。幇間の一八が若旦那の道楽に付き合わされ、腹に針を打たれるというお馴染みの噺です。師匠志ん朝ゆずりの上品さを失わずに面白い、志ん五師匠ならではの噺に仕上がっていました。続く三遊亭歌之介師匠は、いつもの地噺で笑わせながら、最後はほろりとした母の愛を思い出させてくれる「母のアンカ」。いつも元気な人気者、「私は笑売人」を自称する師匠のあたたかい心根が見えました。お仲入りの後も歌之介師匠が高座に上がります。江戸前を奉ずる噺家たち、故郷の話をしたがらないのが普通ですが、師匠は鹿児島でお祖母さんに育てられた話をネタにするくらい、地方出身を売りにしています。なんてったって、鹿児島の大スターですからね。その師匠お得意の田舎者が登場するネタは「勘定板」。トイレを勘定場と呼ぶ地方の田舎者が江戸へ出て来て、宿屋の番頭との噛み合わない会話で勘違いして大騒ぎという噺です。会場は爆笑の渦となりました。トリはもちりん志ん五師匠の再登場。ネタは古今亭伝統の持ちネタ「井戸の茶碗」。志ん生、志ん朝と受け継がれてきた正統派の噺をたっぷりと聴くことができました。単なる人情噺に陥らず滑稽味を残しつつさらりと演じていながら、やっぱりほろりとさせる。いやー芸歴41年の年季は伊達じゃありませんな。若い頃大笑いを取っていたブッ飛び与太郎噺も聴きたかったけど、ご本人の許可もいただいたので次回は絶対リクエストするもんね。いや~落語って、ほんと~に面白いですねえ。なむ~。。。☆落語会のお知らせ第6回ラジオデイズ落語会 (三遊亭遊雀、古今亭菊之丞、入船亭遊一)開催日時10月12日 19時00分 (補足: 18:30開場) 開催場所コア石響内容出 演:三遊亭遊雀、古今亭菊之丞、入船亭遊一 四谷駅より徒歩7分程の、コア石響(しゃっきょう) での開催となります。 地図はこちら をクリックするとPDFで、別窓で開きます。 ラジオデイズ落語会 (第6回)、ご予約は下の【このイベントに参加する】をクリックし、お申込みフォームにて。 木戸銭:2,500円 (税込) このイベントに参加する 第6回オリンパスシンクる寄席 (古今亭寿輔、三遊亭白鳥)開催日時10月27日 18時45分 (補足: 開場 18:15) 場所お江戸日本橋亭内容日 時:2007年10月27日(土) 場 所:お江戸日本橋亭) 出 演:古今亭寿輔、三遊亭白鳥 木戸銭:2,000円 協 賛:オリンパス株式会社 お問合せ・ご予約:オフィスM's まで メール:sui@ta2.so-net.ne.jp (TEL : 03-3999-3225)