カテゴリ:食事について
乳がんにとって○○の食品はダメだーとかちまたで溢れかえっています。
例えば「乳製品を取ると乳がんにかかりやすくなる」や「牛肉をとるとガンになりやすい」とか色々言われています。 果たして本当にそれらを摂取すると乳がんにかかりやすくなるのでしょうか? 【乳がん死亡者数の比較】まだ乳がん患者が少なかった1980年前は、乳がんの死亡者数も少なく、約5000人でした。 しかし現在は乳がん患者数も増加し、死亡者数も毎年1万人以上います。 約20年の間で2倍近く増加したことになります。 【乳製品が乳がんに悪いとされている理由】1、牛乳には多量の女性ホルモンが含まれている→乳がんの成長を促進する 2、ホルモン入り牛乳を飲むようになってから乳ガン、卵巣ガン、子宮ガン、前立腺ガンなどが増えてきた と言われています。 【乳製品の消費量の比較】果たして乳製品は本当に乳がんを促進してしまうのでしょうか? 1980年代の乳製品摂取量と現在の乳製品摂取量を比較すれば一目瞭然です。 こちらの2ページ目に消費量の推移が載っていますが、
消費量自体は大差ありません。 むしろピークの2000年は127グラムもとっています。 その時より今の方が乳がん患者数が多いのはなぜでしょうか? 乳製品のせいだとは言い切れませんね。 【牛肉の消費量】1980年と現在を比較してどれだけ消費量が変わっているでしょうか。 こちらによると 1980年:一人年間3.5キログラム 2009年:一人年間5.9キログラム 年間2キロ程増加していますね。 牛肉だけではなく、豚肉、鶏肉も同様に消費量が増加しています。 これはやはり魚から肉に食事が移行している証拠ですね。 今回は乳製品と牛肉の消費量の比較を行いましたが、一概に「乳製品が悪い」とか「牛肉が悪い」ということは言えないと思います。 乳がんになったから乳製品は控えよう、とか牛肉の摂取をやめようとか、安易な考えは良くないと思います。 確かに食事スタイルは変化しており、欧米スタイルの食生活になってから乳がん患者は増加しています。 私が考えるに、現代人が乳がんにかからないようにするには、極端な外食を控え、栄養のある食事を摂ることを心がけることが一番の予防だと思います。 ではまた。 牛すじ煮込み博多 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年12月31日 11時21分16秒
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