みなさんこんにちは。
今回は、お医者さんから見た
“民間療法”は本当にガン治療にとって有効なのか、ということを書きたいと思います。
【そもそも民間療法とは】
主として一般民間人の間で、伝承あるいは改良を加えて行われている健康法や病気の治療法のこと。鍼灸術、あんま、指圧などの手技療法、温灸、温熱法などの熱療法、各種の食事療法など様々ある。
この中で結構よく聞くのが
食事療法ではないかと思います。
あとは私の知り合いから聞いたガン患者さんは気功をやっていたそうです。
患者さんの50%はやっている(らしい)民間療法ですが、果たして本当に効果はあるのでしょうか?
【医者から見た民間療法】
民間療法に厳しい批判が多いのが現状です。
否定的な医師らが口をそろえるのは、民間療法に
「エビデンス(臨床結果などの科学的根拠)がない」という。
「本当に治療効果があるなら、標準治療や保険に組み込まれるはず」と考える医師が多い。
そして有効ではないと考えている医師の多くは
- 大して有効でないのに異常に高価である点が問題
- 標準治療の妨げになる
- やらないほうがいい。その間に病気が進行してしまった人を何人も見てきた。
という意見が並ぶ。
実際に有効ではないと考える医師は70%近くにも及ぶ。
それだけ民間療法は不安定な治療なのだということがわかります。
【民間療法の効果はどれくらいあるのか】
民間療法は効果がある、場合によっては効果があると答えた医師は30%であるが、その中の大半は
「プラセボ効果である」
「患者が死を迎える時後悔せず、やるだけのことはやったと思えるのなら」
といった心理面での効果に言及したものである。
一方「有効」と答えた医師は
たった2%にすぎませんでした。
ほとんどの医師は民間療法をオススメしていない、というのがわかります。
【流行りの(?)食事療法は効果があるのか】
巷では、食肉や加工食品はガンの元だ、とか乳製品で病気になってしまう、とか様々な噂がありますよね。
それらを気をつけるのも大切だとはおもいますが、医師の見解は
「玄米だけとか肉を食べないとか。肉は健康に悪いイメージがあるようですが、ガン自体筋肉や脂肪が減る傾向があり、多くの場合タンパク質摂取はむしろ必要です。
肉を控えて状態が悪くなるケースもあります。」
とのことです。
私も一時期はナイーブになって大好きだった牛乳を減らしてみたり、体に悪いと思いながらステーキをほうばってみたりしました。
ただ、そうするとストレスが半端なくて食べる楽しみが減ってしまうため、考えるのをやめることにしました。
一つだけ気にするようにしたのは、「トランス脂肪酸」です。
要するに調理して時間がたった油などには気をつけるようにしています。
気をつけるようになった経緯を
乳がん死亡率が5年で10%減少⁉️食事が要因か
に載せてありますので気になる方はみてください^^
今はコンビニの揚げ物やスーパーで調理された油やマーガリンはなるべく買わないようにしています。
といってもたまにコンビニの揚げ物は誘惑に負けて買ってしまいますが(; ̄Д ̄)w
このようにお医者さんから見ると巷で騒がれている民間療法に関しては否定的な見方をしている方が多いようです。
私も知り合いからすすめられたユーグレナをやってみようかと思い、主治医に聞いたところ
「治療の妨げになるからやらないで」
とバッサリ切られました( ゚ω ゚)
そっか、と思っていっさい手をつけていません。
健康食品のたぐいは健康になってからやろうと思います。
病気じゃない人がやるから意味があるものだと考えています。
みなさんは何か民間療法をやっていますか?
反対するわけではないですが、ストレスなくほどほどに行うのがベストだと思います。
今回は
ガンで困った時に開く本 というのを参考にしました。
普通の本屋さんで手に入る良書です。
ぜひ手に取ってみてください。
ではまた。
この本むちゃくちゃおすすめです