みなさんこんにちは。
乳がん患者に限らず手術でリンパ節を取った方は結構な確率でむくみがひどくなりませんか?
私は術後5年経過していますが、未だにむくみに悩まされています。
本日は、手術を体験した人全体の30%がかかると言われている
リンパ浮腫について調べてみました。
【リンパ浮腫とは】
リンパ浮腫とは、がんの治療部位に近い腕や脚など、
リンパ液がたまってむくんだ状態のことをいいます。
この症状は発症すると
治りづらく、進行しやすいためむくんだところが重くなる、関節が曲げづらくなるなど、生活にも影響することがあります。
国立がん研究センター
リンパ菅は体全体にあり、細菌のような
不要な物質を血液循環に入れないように、いわば関所のような働きをしているリンパ節があります。
図の赤点がついているところがそのリンパ節となります。
手術をしてリンパ節郭清(周囲のリンパ節を全て取り除くこと)をするとうまく流れなくなり、停滞してむくみが発生していきます。
これを
リンパ浮腫といいます。
【主な原因とは?】
手術や放射線治療等でリンパの流れが悪くなるのも一つの要因ですが、それ以外にも
1、体重増加
2、感染症にかかってしまう
というのがあります。
個人的には手術の影響というより、この上記2つが大きな原因だと感じます。
まず体重増加ですが、がん治療をしているとどうしても
太っていきます。
治療で倦怠感が生じる→動かない→食事量は変わらない→太っていく
というプロセスです。
かくいう私もまさにその一員で治療開始前に比べて8キロほど太ってしまいました(O_O)!
もう一つの
感染症にかかってしまう
も大きな要因です。
ちょっとした虫刺されや傷などから細菌が侵入・感染して炎症が起き、その炎症が腕や脚全体に広がっていきます。
そうすると
蜂窩織炎という病気にかかってしまいます。
腕全体が真っ赤に腫れ、38度以上の発熱になってしまい、ひどい時は入院もしました。
虫刺され一つで入院騒ぎなんてもうこりごりです(ToT)
皆様においては以上2点も十分に注意しながら生活をしてください。
【浮腫がひどくなってきた!というときは】
近年は「リンパ浮腫外来」を設ける医療機関が増えています。
気になる症状があるときは主治医や看護師に相談すれば紹介してもらえます。
リンパドレナージ(医療用マッサージ)や
弾性ストッキングなどによる圧迫療法
を組み合わせることによって改善が期待できます。
ただ、リンパ浮腫外来をやっている病院が少ないこともあり、私はまだ受診できていません><;
そんな時は鍼灸医院やあんまマッサージに行ってみるのも手だと思います!
ではまた☆
リンパ浮腫対策にアームカバーは有効です
UVカットのパーカーで日焼け防止+虫刺され予防に