患者が誤解しやすい「緩和ケア」の本当の意味とは
皆さんこんにちは。このブログを見ていただいている方は治療中の方が多いのかなと思います。緩和ケアというとガンが進行していて末期の治療と思われる方が多いと思います。私もその一人でした。ただ最近は上記の意味ではなく全く違う意味で使われているのでその辺りを調べてみました。【緩和ケアとは?】世界保健機構(WHO)によれば緩和ケアとは「生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族」を対象とするQOL(生活の質)を改善するアプローチです。かつては緩和ケアというと手術や抗がん剤など、治療が終了してから実施するという考え方が主流でした。しかし今は、患者が必要としている場合は診断時から緩和ケアを受けられるようになっています。がん患者の精神的・身体的な苦痛を和らげるためのケアです。【緩和ケアのメリット】緩和ケアを受けるとこんなメリットがあります。がん治療中に経験する苦痛を伴う症状(吐き気・嘔吐・倦怠感・痛み)が緩和され、がん治療に取り組む力が湧いてきます。患者さんやご家族の不安や心配事など、心の辛さを和らげるために緩和ケアのスタッフがお手伝いをします。がんと診断されたことによる社会的差別(就職・解雇問題など)への対応について、スタッフが一緒に考えます。以上緩和ケア.netから緩和ケアによって治療に積極的になれ、痛みの改善によってさらに体力が回復し、強い治療にも立ち向かえる力が出てくる患者さんが多いそうです。【緩和ケアはどこでやってもらえるのか】まずは不安なことや痛みが辛い場合は主治医や看護師が話を聞いてくれます。ただ、主治医や看護師で対応できない問題については適切な科やスタッフに紹介してもらうことができます。大きな病院には専門家たちで作られた緩和ケアチームがあるのが一般的です。がん相談支援センターが必ず設置されています。この支援センターはその病院に通っていなくても、がん患者や家族は無料で相談が可能です。がん診療連携拠点病院等は全国に436施設(2019年7月時点)、緩和ケア病棟がある施設は、全国に399施設(2019年2月時点)あります。詳しい施設の一覧はこちらにあります。【緩和ケアに関わる科やスタッフ】がん治療に携わる医師や看護師、薬剤師、栄養士などがチームとなってがん患者さんとその家族を支援しています。さまざまなケアできる専門家がいます。例えばペインクリニック医精神科医栄養士リハビリスタッフソーシャルワーカーなどです。患者自身の悩みや問題によっていろいろ相談できるため、一人で悩まないでいることが肝要です。今回はこれで以上です。私が伝えたかったのは緩和ケア=終末期ではないということです。いつもの治療だけでは足りないと感じている場合は迷わず緩和ケアを利用するのが良いかと思います。アクションを起こすのは体力がいるかと思いますが、何もせずやる気がなくなってしまうくらいなら動くのがベストです。私自身は転移前までは放射線治療で通っていた病院のお医者さんのもとに月一回通って様子を話していました。放射線の話とは全く違って世間話や最近の体調の変化を話して、必要であればお薬をもらったり主治医に伝えてもらったりしていました。すごく頼りになる先生でありがたかったです。転移してからは入院していたり体調悪かったりしていたため、なんだかんだでもう通っていませんので少し寂しいです。もう少し病状が落ち着いたら予約入れてみようかな…(゚∀゚)ではまた。書籍も参考になりますね