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テーマ:最近観た映画。(40092)
カテゴリ:review
マクドナルドのメニューだけで一ヶ月食生活を保ったら? を実践した告発系ドキュメンタリー映画。 マイケル・ムーアのシリーズがあたっての登板だろうが、こちらは取材や調査主体で真実を追うというよりも、自らが結果を示す材料となるという、最もわかりやすく真を得やすい手法で、ジャンクフードは体に悪いか? という疑問と不安に単純に取り組み、二番煎じと意識されることもなく、かなりの人に受け入れられたようである。 とは言えこういう話に興味を持つ人というのは、既にそういう不安を感じている人達が大半であって、見るべき感じるべき人は、油や甘味に自制が効かず、日堕落的な日常を送りがちな人達であって欲しいものだが、きっとこういう人等はこれ観たとしても「バカな男だ……」ぐらいの感じで、変わらぬ楽天的な日常を続けることだろう。 大体やってることがツライ思いして一ヶ月日3食をマクドナルドのメニューで補うという、あまり普通じゃ考えられないことなので、それでいくらアル中並に肝臓が痛んでしまったところで、そりゃそうさと見られるところが落ちかもしれない。 ここにもう少し食品業界の裏の部分とか安全性なんかに触れてもらえれば、もっと重みと深みはあったと思うが、そういう一般ピーに受け入れてもらうにはこの程度の仕上がりでよいのかな。 なおDVDには、そういう深い部分に触れた、「ファーストフードが世界を食いつぶす」の著者エリック・シュローサーや、食品業界の顧問達、作品に登場するビッグマックマニアのドン・ゴースクなどのインタビュー集や、腐敗してゆかないマックフライポテトを取り上げたドキュメンタリー等々の特典映像が収録されているらしい。学校に置いてくれないかしら。 画質はいかにも安手のドキュメンタリー調で、とても高画質を謳うものではないが、それでも十分。音の方も同等。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.30 14:09:55
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