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カテゴリ:眼の疲れやショボショボ・痒み・むずむず
環境省は今年も2月1日から、花粉観測システム「はなこさん」で、花粉(主にスギ花粉)の飛散量を公開しています。データは1時間ごとに更新されるので、花粉の飛散状況をほぼリアルタイムで把握することが可能です。 現在、「花粉自動計測器」が設置されているのは、関東、中部、関西、中国・四国の計80カ所ですが、環境省は2008年度までに観測点を東北や九州などにも増やし、北海道、沖縄を除く全国をカバーする方針を固めました。 ■花粉症は日本全国にあるのでしょうか? 【全国地域ブロック別スギ花粉症有症率(%)】 北海道=4.8 / 東北=13.7 / 北関東=21.0 南関東=23.6 / 東海=28.7 / 北陸=17.4 甲信越=16.1 / 近畿=20.3 / 中国=16.4 四国=16.9 / 九州=12.8 / 沖縄=2.7 これは日本医科大学の奥田稔教授らが、1万人を対象に行ったアンケート調査の結果(2001年)です。 関東、東海、近畿地方で特に有病率が高く、北海道、沖縄はごく少ないことがわかります。 【スギ等の花粉量の地域差】 (環境省「花粉症保健指導マニュアル2006」より) <北海道> スギ花粉症は道南のみ。シラカバの花粉が多く、札幌では花粉症の半数以上がシラカバ花粉症といわれています。 <東北> 植林状況から、今後スギ花粉量の増加が見込まれています。 <関東・東海地方> 山梨、静岡、愛知ではヒノキ林が多く、地域によってはヒノキ科の花粉が多いこともあります。他県では、スギの人工林がヒノキの人工林より多く、スギ花粉が多く飛散します。 <関西地方> ヒノキとスギの植林面積がほぼ同じです。現在ヒノキは幼齢林が多く、今後はヒノキ科の樹木の花粉が増える見込みです。 <九州> 花をつけにくい品種のスギが多く、植林面積の割にはスギ花粉量が少ないです。 <沖縄> スギが少なく、全体的に花粉の飛散量が少ないです。 ちなみに、日本ではスギ花粉症が中心ですが、ヨーロッパではイネ科の草(カモガヤなど)の花粉症、北米ではブタクサ(キク科の雑草)の花粉症が有名です。 ■花粉飛散量の事前チェックで花粉症対策を 花粉症は、ヒスタミンのほか、ロイコトリエンなど多くの種類の化学伝達物質が鼻や目、口などにある血管や神経を刺激することで、くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった症状が引き起こします。花粉飛散量の事前チェックで花粉症対策に取り組みましょう。 ・花粉情報をチェック テレビや新聞、インターネットなどをチェックし、飛散量が多い日はしっかりとした対策しましょう。 ・外出時間 花粉の飛散量がもっとも多いのは、昼前から午後3時頃までの間と日没前後です。外出のタイミングを自由に決められる場合は、この時間帯を避けるのが賢明です。 ・マスク マスクの装用により、吸い込む花粉の量は約3分の1~6分の1に減ると言われています。鼻の周辺にすきまがあると、そこから花粉が入り込んでしまうので、きちんとフィットするものを選びましょう。 ・めがね 通常のめがねをかけるだけで、目に入る花粉の量を約3分の1以下に抑えることができます。ゴーグルタイプのめがねをかければ、さらに効果的です。 ・服装 表面がスベスベしていて、花粉がつきにくい素材(化学繊維、綿など)がおすすめです。花粉は髪にも付着しやすいので、帽子やスカーフで保護するとよいでしょう。部屋に花粉を持ち込まないため、玄関先で服や持ち物の花粉を払い落とすことも重要です。あるいは、帰宅後に玄関で服を着替えてしまうのもひとつのアイデアです。 ・帰宅後の洗顔など 家に帰ったらすぐに手洗い、うがい、洗顔をしましょう。鼻をかむのもお忘れなく。目の症状がある人は、流水で目も洗うとよいでしょう。ちなみに、目のかゆみや炎症があるとき、冷たいタオルをまぶたに当てると、症状が緩和されることが多いようです。 ・家の中での対策 花粉の多い日は、できるだけ窓を開けないようにしましょう(花粉は網戸も通過するので注意)。空気清浄機を使う場合は、定期的にフィルターの掃除をすることをお忘れなく。花粉は比較的早く床に自然落下するので、濡れ雑巾でマメに床を拭くことが非常に有効です。 ・生活習慣 疲れやストレスは自律神経を過敏にし、アレルギー症状を悪化させる引き金になります。たばこ、酒、香辛料などの刺激物を避けることも大切です。 ※風邪と花粉症の違いは? 風邪はウイルスによる感染症で、花粉症とはまったく違う病気ですが、この2つは混同しがちです。 さらに花粉症の場合、花粉の飛散量と症状が一致するというのも大きな特徴です。 もちろん風邪と花粉症を合併しているケースもあるので、気になったら早めに医療機関を受診しましょう。 おまけ<今日3月14日は何の日?> 1701年のこの日、ご存知忠臣蔵の発端・江戸城中松の廊下の刃傷事件が起こりました。1970年には、大阪で日本万国博覧会が開幕しました。それから、1978年の今日、福岡県の菓子店の発案でホワイトデーが始まりました。なお、お返しの定番はキャンディーとか。 ご投稿を歓迎します。ハーブのご利用についてのご質問もお気軽にお寄せ下さい。 ご参考情報:つらい花粉の季節には天然ハーブのサプリメントネトルFFD <hidechan1229:オーガニックハーブサプリメント専門店eサプリ東京店長> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2007年03月14日 06時26分21秒
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