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カテゴリ:ハーブ全般
私たちは、映像(視覚)、音(聴覚)、におい(嗅覚)、味(味覚)などによって外界から情報を集めています。これらの全情報のうち、約80%を視覚が占めていると言われています。目の構造、物が見えるメカニズムなどをあらためて見直して「目の健康」管理にお役立て下さい。 ○目とカメラの共通点、相違点 成人の眼球の大きさは、直径2.4cm前後、重さ7~8g。その構造はカメラと共通する部分が多いので、比較しながら見ていきましょう。 〈カメラのレンズキャップに相当〉 →『まぶた』 目を覆う、薄い皮膚。反射的に素早く閉じることで、異物、強い光、風などから眼球を保護します。また、まばたきによって目の表面を涙でうるおし、眼球を乾燥から防ぎます。 〈カメラのレンズに相当〉 →『角膜』 いわゆる“黒目”の部分を覆っている、0.5mmほどの透明膜。表面は涙の層に覆われています。眼球の保護のほか、外界から入る光を屈折させるレンズ機能、紫外線から水晶体や網膜を守るフィルターの役目も果たしています。 →『眼房(がんぼう)・眼房水(がんぼうすい)』 角膜と水晶体の間は眼房と呼ばれています。ここを満たしている透明な液体が「眼房水」で、角膜や水晶体に栄養を与えています。 →『水晶体』 両凸レンズ型・無色透明で、弾力性があります。水晶体は、毛様体小帯という繊維で毛様体とつながっており、毛様体にある毛様体筋の伸縮により、水晶体の厚さが変わります。 〈カメラの絞りに相当〉 →『虹彩(こうさい)・瞳孔(どうこう)』 一般的に“黒目”と呼ばれる部分。中心の黒い部分が「瞳孔」で、その周囲の「虹彩」が開いたり(瞳孔が大きくなる)、閉じたりする(瞳孔が小さくなる)ことで、眼球に入る光の量をコントロールしています。 〈カメラのピント調節に相当〉 →『毛様体(もうようたい)』 毛様体筋という筋肉があります。カメラのピント合わせはレンズを前後に動かしますが、人間の目はレンズ(水晶体)の厚さを変えて光の角度を微調整することで、ピントを合わせます(近くのものにピントを合わせるときは、毛様体筋が収縮して水晶体を厚くする。遠くのものにピントを合わせるときは、弛緩して水晶体を薄くする)。また、毛様体は眼房水をつくる役割も果たしています。 〈フィルムに相当〉 →『網膜』 眼球の外壁は3つの層(外膜・中膜・内膜)からできており、「網膜」とは一番内側の内膜のことを指しています。網膜には光の情報を受け取り、それを電気信号に変える「視細胞」が多数分布(片目だけで1億個以上)。また網膜には、栄養を供給するための細小血管が、網の目のように走っています。 〈その他〉 →『硝子体(がらすたい)』 眼球内部の大部分(水晶体と網膜の間)を占める部分。無色透明なゼリー状のもので満たされており、眼球全体の形と弾性を維持しています。 →『強膜(きょうまく)』 眼球の一番外側を覆っている、厚さ約1mmの膜。大部分は不透明な白色をしており、その部分が俗に“白目”と呼ばれています。“黒目”を覆っている部分だけは透明になっており、これがすなわち「角膜」です。 おまけ<今日3月16日は何の日?> 1934年のこの日、瀬戸内海・雲仙・霧島が日本初の国立公園に指定されました。1985年には、つくば科学万博が開幕しました。 ご投稿を歓迎します。ハーブのご利用についてのご質問もお気軽にお寄せ下さい。 ご参考情報:視力に対する効果があり、視力障害、近視、網膜症、昼盲、緑内障などに使われるハーブ:ビルベリー <hidechan1229:オーガニックハーブサプリメント専門店eサプリ東京店長> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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