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カテゴリ:健康グルメ
ハンバーガーの歴史
今ではハンバーガーといえばいかにも現代風なアメリカ料理として定着していますが、じつはその起源は古く、しかもアメリカ生まれではありません。 それは11世紀頃、モンゴルの騎馬民族タタール人の食習慣にまで遡ります。彼らは羊の肉の生肉を細かく刻んでパテ状にしたものを皮に包み、鞍の下にいれて乗馬していたといいます。いわゆる携帯食ともいえますが、12世紀頃にモンゴル帝国を築いたチンギス・ハーンも戦いの途中に食べていたのかもしれません。 そしてその食べ物は、13世紀のモンゴル人のモスクワ侵攻をきっかけにロシアとヨーロッパに伝わり、ロシアでは羊肉が牛肉になり、フランスでは タルタルステーキとして親しまれ、ドイツでは肉に火を通すようになります。 それがドイツ移民によってアメリカへ持ち込まれたのは19世紀です。当時ドイツの港町ハンブルグにちなんで「ハンブルグステーキ」と呼ばれていたこの料理はアメリカでも人気となり、やがて「ハンバーグステーキ」と呼ばれるようになります。 いよいよアメリカに上陸したハンバーグを、最初にパンに挟んだのはテキサス州のアテンスという小さな町のレストランの店主です。彼の発案で生まれた。トーストにハンバーグとオニオンスライスを挟んだ料理は瞬く間に町の名物となり、1904年に開催されたセントルイス万国大博覧会に出品されました。するとさらに大評判を呼び、ハンバーガーは世界に広まっていったのです。 こうして長い歴史と様々な国の食文化を経て、アメリカの代表食となったハンバーガーは、先の大戦をきっかけに日本に伝わり、アメリカの食として鮮やかな印象を残しました。そして今も昔と変わらず多くの方に愛されています。 (帝国ホテル発行 IMPERIAL誌 NO.59/2007年より) ご投稿を歓迎します。ハーブのご利用についてのご質問もお気軽にお寄せ下さい。 <hidechan1229:オーガニックハーブサプリメント専門店eサプリ東京店長> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年04月17日 00時46分33秒
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