自然が創り出したハーブの魅力と自然治癒力

デトックス（解毒）

“デトックス”とは、detoxificationという英語の略（detox）で、毒を除去すること、解毒（作用）を意味します。

現代社会に生きる私たちは、さまざまな有害物質に囲まれて生活しています。有害物質とは、ダイオキシンや排気ガスなどの環境ホルモン、食品添加物や農薬などに含まれる化学物質、たばこやカビなどの発ガン性物質、水銀・砒素・カドミウム・鉛などの有害ミネラルを指します。これらは人間の身体にとって“有毒”ですが、さらに活性酸素やストレスなど、体に悪影響を及ぼすものも“毒”とみなし、取り除こうとするのがデトックスです。

暮らしの中で、有害物質を完全に排除するのは難しいことです。しかし、添加物の少ない食品を選んで食べる、野菜を良く洗い農薬を落としてから使う、カビの生えた食品は食べない、たばこは吸わないなど、有害なものを意識して摂らないようにすることでその害を軽減することができます。それでも身体に入って溜まってしまった場合は、以下のような食材を摂ることで解毒、排出に効果があるといわれています。

●デトックスに効果があるといわれる食材

＜有害物質を排出する＞
・食物繊維が腸内で有害物質の排出を促す：ごぼう、長いも、れんこん、トマト、りんご、海草など
・有害物質をはさみこみ、細胞への吸収を阻止して体外に排出する作用（キレート作用）：たまねぎ、ほうれん草、りんご、玄米、豆類、魚介類、コリアンダーなど

＜解毒作用がある＞
・肝臓の解毒酵素の働きを活性化する。亜鉛、硫化アリル、セレンなどの栄養成分を含む：カキ、豚レバー、たまねぎ、ニラ、ブロッコリー、カリフラワー、わさび、スプラウトなど

＜抗酸化作用がある＞
・細胞を活性酸素の害から守る。カロテン、ビタミンＣ、ビタミンＥ、ポリフェノールなどを含む：かぼちゃ、ほうれん草、アーモンド、にんじん、赤ワイン、ブルーベリーなど。

これらの食材を献立に取り入れて栄養バランスのよい食事を心がけるとともに、水分を多く摂り、ウォーキングなどの適度な運動や半身浴でリラックスするとよいでしょう。

＜参考図書：「月間ベターホーム」2006／5月号　他 ＞

（東京ガスWebサイト「炎の食情報サイト」より）

おまけ＜今日6月8日は何の日？＞

1947年のこの日、日本教職員組合（日教組）が結成されました。1962年には、日本一の人造湖を擁する奥只見ダムが完成しました。

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