自然が創り出したハーブの魅力と自然治癒力

野菜を食事で摂るのとジュースで飲むのとの違い

厚生労働省の「健康日本21」では、成人は1日に緑黄色野菜120gを含む野菜350gを摂ることを推奨しています。しかし、日本人のここ数年の平均摂取量は、300gに満たない290g前後に留まっているのが現状です。そして、忙しくて料理をする時間がない人は特に外食やインスタント食品に頼りがちになり、ますます野菜の摂取不足が加速する傾向にあります。

それでは、野菜を食べる代わりに野菜ジュースを飲めば、野菜不足は補えるのでしょうか。

市販の野菜ジュースの中には、1日に必要な野菜を1本に濃縮したタイプのものもあり、手軽に数種類のビタミンやミネラルを補給することができます。値段も比較的安価で保存もでき、携帯にも便利です。しかし、野菜ジュースを飲んだからといって野菜を食べた時と全く同じ効果を期待することはできません。その理由は次のような点にあるでしょう。

●野菜を食事で摂ることの主な利点

1. 栄養的にすぐれている。
・市販の野菜ジュースは製造工程でビタミンCと食物繊維の量が著しく減少している（メーカーや製品の種類により異なる）。
・他の食材と一緒に料理することで吸収力がアップする栄養素がある。
2. 咀嚼により消化吸収を促進し、脳も刺激する。
3. 旬があり、味や香り、色彩が食欲を促す。
4. 満腹感、満足感が得られる。

このように考えると、理想的には1日に必要な野菜は食事で摂るほうが望ましいのですが、忙しい時は栄養を補足するつもりで野菜ジュースを飲むのもよいでしょう。その際は、他の食品と一緒に摂ることをお勧めします。

（東京ガスWebサイト「炎の食情報サイト」より）

おまけ＜今日6月12日は何の日？＞
1884年のこの日、鹿鳴館で日本初のバザーが行われ、8,000円を超す売上で大盛況でした。1969年には、日本初の原子力船「むつ」が進水しました。そして、1977年には、樋口久子さんが全米女子プロ選手権で優勝しました。

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