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2007年09月13日
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テーマ:彩雲国物語(445)
カテゴリ:彩雲国物語
ようやく読みました!

疲れたり片付けたりしなきゃいけない事があったりで
ちょこちょことしか読み進められずにいたのですが
時間と気分のタイミングが合って一気に最後まで読めました♪




今までの彩雲国物語の中で一番好きな話です。
いや、今までのどれも好きです。
どこから感動した気持ちを書いていいのかー!って程
ツボツボツボ、だらけの話で、
そして話が「佳境に向けての始まり」
として動き出したからだと思います。
まだまだ話は続くと思いますが
確実に今回はターニングポイントを迎えています。
彩雲国物語、後半へ・・・といったところというか。
感想と話が前後しちゃうかと思いますので
参考にはならないかと思われます(笑)

本当にどこから書いていいのかなーって
自分の文章力と表現力の無さを呪いますが
何と言っても

楸瑛


がめっちゃくちゃにがっつりと男をあげにあげまくっている事でしょう!
んもーこの「白虹~」に関しては私の中で「楸瑛編」と銘打っています。
もちろん楸瑛以外にも皆それぞれに向き合う課題が出てきたり
活躍してるんですけれど、やっぱりこの話は彼の成長があってこそ!なので。


「藍楸瑛 今日これより生涯心からお仕えする事を誓います。本気の剣を我が君に捧げましょう」







・・・・号泣。
前回の「青嵐にゆれる月草」で
「花菖蒲」を「返上」して
藍州に帰った楸瑛。
楸瑛を取り戻す為に追いかける劉輝
(と十三姫とショウ可一行)
更に劉輝を追いかける秀麗
(と燕青とタンタン一行)
色々とあって結果藍家から勘当され(というか勘当して欲しいと希望して)
藍家の権力も何も使えなくなったただの「藍楸瑛」を欲しいという
劉輝に対し出した答えがこれです。


ああ、もう前回から
「どどどどっどどどどどぉぉおぉぉっぉおしよぅぅ~~~号泣
と楸瑛が劉輝の元に戻ってくるのは百も承知ながら
それでもドキドキハラハラせずにはいられなかった私として
これを読んだ時だだーっと涙が出ました。
よかったよぉぉぉ!うわぁぁぁん号泣
楸瑛は迷い、藍家を捨てて劉輝を選んでくれた。
もう、間違いなく彩雲国物語でいっちばんがっつり楸瑛の男前度が
出ているのがコレでしょう!
しかも今回はやはり当然の如く楸瑛表紙!
前にも表紙になった事はあるけれど
その時の正装(軍服?)姿より
こっちの髪の毛下ろしてる方が断然好きなんだもんハート
絵の構図や全体的な感じもこっちのがグー♪
内容も楸瑛メイン♪

そして彩雲国イチのプレイボーイ?(笑)の
楸瑛の初恋(多分)の人というか本当に心を寄せていた
想い人、玉華さんが登場!
番外編で「楸瑛は好きな女人はいないのか?」
という真っ直ぐな劉輝の言葉に
「さてあなたは本当にまっすぐでいらっしゃる」
とうま~くひょうひょうとかわしていましたよね。
この人は楸瑛の三つ子のお兄さんのウチの1人雪那兄さんの奥さんで
要は楸瑛のお義姉さん。
そして何と最初は楸瑛のパパさんの愛人(というか側室というか)
になる筈だったらしく、その辺りは詳しく描かれてないけど
お兄さんが見事に奪ったらしいです。
んで、楸瑛のパパさん全然登場していないんですが
私割と豪放な、豪胆な性格の好色家を想像してたんだけど
(デキる男性だけど派手な女好きなのかと思ってた/笑)
どうやらそうではないみたいですねー。
何人奥さんがいても誰からも愛されて
全ての人を公平に同じように愛して1人を特別扱いする事なくそれを
恨まれるような人ではない、とは楸瑛が後半に
言っていた言葉。

まぁ、でも楸瑛は玉華さんへの想いはもう整理がつき
過去の想い出となっているようで自分でも気付いていないけれど
珠翠を好きになっているんですけどね。
しっかし、楸瑛ってば藍州の三つ子の当主であるお兄さん達がいる
屋敷に帰った際
「玉華義姉がいる」
と出迎えた龍蓮から聞くやいなや

「二百年後に出直してくる」

と踵を返しイキナリ男をさげてます!(笑)
龍蓮じゃないけど「コラコラコラコラ!」
ってがっしり腕か服の袖を掴んで引き戻したくなっちゃったよ(笑)
ま、その時玉華さんが出てきてちゃーんと
会うんですけどね。
この玉華さん決して美人ではないんです。
でもふわふわのお日様のよう、とは楸瑛の言葉。
イイ性格の雪那とも真っ向から向き合える
なかなか肝の据わった強い女性。
楸瑛が想いを寄せている事には気付いているのかいないのか。
多分気付いていて気付いていないふりをしているのか・・・と
思うけれど、いい女性です。
龍蓮も楸瑛を心配して藍州に帰って出迎えていて可愛いっすよ♪





珠翠大好きなんですよー。
でもねー・・・楸瑛とイイ感じになっちゃうのは、
ってか間違いなく距離が近づいてきちゃってるし
珠翠はショウ可しか見えてないけど
楸瑛と近づくのはフクザツってか嫉妬(笑)


で楸瑛はこの通りずっと逃げていた自分自身と
相対し、男をあげます。

今回は劉輝も変化を迎えます。

藍州へ楸瑛を追いかける際リオウ君に
「王としてか、個人としてか」
の問いに戸惑い答えられず貴陽を「逃げるように」
して出発した劉輝。
旅先で自分が玉座にいるのが苦しくて寂しくて辛くて
逃げた事に気付き、更に秀麗と出会う前に
王としての責務を果たしていなかった事を
悔やんで苦しみまくります。
んー、でもね、逃げたっていうのは
まぁ、当たっているけれど少し違って。
今の劉輝には玉座から離れる事が必要だったんだもの。
もう彼の心はギリギリだった。
確かにまだ劉輝に忠誠を誓っていない者だらけ、
貴族達が劉輝を玉座から引き摺り下ろそうと画策している
朝廷を、悠舜に全部預けていったのは・・・
王としてはしてはいけない事だったかもしれない。

離れて、苦しんで、そしてその果てに
劉輝は初めて「秀麗の為」ではなく
自らを支えてくれる人達と自分の為に
「王になりたい」
と願うんです。

そして「王」であるからには
いつまでも「秀麗を待つ」事は出来ず
「王の義務」である「妃を迎えなければならない」
事も追いかけてきた秀麗にはっきりと伝えます。
十三姫は行方不明になった珠翠の代わりに
「筆頭女官」として後宮入りして
秀麗以外で嫁を迎えるなら十三姫を「妃」に
昇格させて迎える事も。
だから最後の賭け、に劉輝は出ます。
期間を決めてその間に秀麗が劉輝から
逃げられたらもう秀麗を妃にしたいと言わず
十三姫と結婚すると。

で、ここで私が嬉しかったのは

秀麗が動揺して劉輝を誤魔化せなかった事


このエピソードの前に秀麗が
劉輝を発見して涙を流した時も嬉しかった。
秀麗も劉輝と同じく「自分の中にある何か」に気付きます。



という訳で、という訳で(?)
物語は動き始めてるでんですよー。
彩雲国物語に関してはまだちょっとよく把握していない
部分や皆さんが簡単に(?)予測出来ている部分が
わかってなかったりとあるので
もう1回読み直したいんです。
パラパラ読み直していて
「あれっこんな件、伏線あったのか!」
ってオイオイな事あるし(笑)


書ききれないので2はまた次回。
ああ、もう本当に今回の話は大ヒット!でした。

どうなっていくのかなぁ・・・。
でも秀麗と劉輝が想いが通じ合って一緒に添い遂げられるって
信じてます!絶対に。
巧くいく方法があるって、皆が幸せになる方法があるって。



















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最終更新日  2007年09月13日 23時52分24秒
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