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2011.02.09
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カテゴリ:読書
友人がブログで、
乾くるみの『セカンド・ラブ』を読んで、
「どうしてこの本を読もうと思ったのか.....」と嘆いていたので、

読書好きを、ここまで萎えさせるとは
いったいどんな本?と却って興味がわきまして。(笑)

9784163296203.jpg
【古本】セカンド・ラブ/乾くるみ


【古本】イニシエーション・ラブ/乾くるみ



図書館で借りてきました。
『セカンド・ラブ』の元祖と言われる、『イニシエーション・ラブ』。

以下ネタバレあるかと思われますので、
知りたくないという方は読まないでくださいネ。










まぁおいらも、もうこの作家さんの本は読まないでしょうね~。(^_^;;

イニシエーション・ラブしか読んでませんが、
「衝撃ふたたび!」と謳われたセカンド・ラブとあわせて、
この本は単に「トリック本」なのだな、と思いました。
ミステリーではなく、クイズ本。頭の体操。

だから、内容を求めてはいけないのでしょう。

内容はと言えば、ケータイ小説やゲームのサウンドノベルが、
雰囲気としては近いんじゃないでしょうか。
軽くて、薄い。
おいら読んでて眠くなったので、本篇半分くらい飛ばしましたが、
支障ありませんでした。

果たしてこの人は誰でしょう?という謎解きなら、
森博嗣の「スカイ・クロラ」シリーズの方が面白かったかな。
あれは本篇自体にも、
何か意味を見いだせそうな雰囲気を持っていたから。(^^)


【送料無料】スカイ・クロラ


かつて阪神大震災の後だったか、上岡竜太郎が
「私はフィクション(作り話)に付き合うとる暇、ないねん」
と仰ったとか。。

おいらそこまでではないにしても、現代日本ミステリーでは
やっぱり海堂尊さんの「チーム・バチスタ」を始めとする作品が好きですね。
現実に根ざしてて、とても自分のためになります。


チーム・バチスタの栄光(上)


ジーン・ワルツ



さて、乾作品。
絵画でいえば、トリックアートミュージアム、でしょうか。
作品の本篇に意味は無く、すべてトリックを構築するためにあるパーツ、
という印象を受けます。

トリックアートミュージアムは、「へ~」と感心し面白がりこそすれ、
何時間も眺めたくなったり、何年も何度もそこへ足を運びたくなるような
「芸術作品」ではないように思うのです。

たとえばダ・ヴィンチはその芸術の中に、
奥深いトリックを秘めていると言われますが、
あれは出発点が「人を騙そう」という所から始まったものではなく、
作品を描く上で、彼の哲学や信念に基づくものが込められたもの、
とおいらは捉えてます。



こんな印象をうけた作家、乾くるみ。
クイズやパズル感覚で出題者に挑戦するのが大好きな人には、お薦めなのかしら。

おいらにはどうやら、縁のない作家さんだという事が分かりました。
めでたし、めでたし。(^^)





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最終更新日  2011.02.09 21:07:10
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