ぐま日記＠DC浦島生活。

　私は今ハイブリッドカーに乗っている。東京でも乗っていた。開発援助に携わる人間として環境問題を憂う余りの行動、というわけでは必ずしもない（もちろん憂いていないとは言わないが）。だいたい以下のような理由。

１．燃費が良いのでガソリン代節約になる
２．さまざまな特典がある
３．とにかく乗ってて面白い

　１は東京では大きかったが、アメリカはそもそもガソリンが安い。何せ約１０年前にシカゴに住んでたときは１ガロン（＝約４リットル）で約１ドル。その意味で今は低燃費の恩恵は薄いのだが、先般のニューオリンズのハリケーンあたりから原油価格も高騰し、一時期１ガロン３ドル超という異常事態が生じた後、今も２ドル台半ばで推移している。したがって少しメリットらしい感じにはなってきた。

　２は例えば自動車税が安いとか。あと面白いのは、アメリカではラッシュアワーの混雑解消の一環として、HOV (Highly Occupied Vehicle) 制度というのがあり、２人以上乗ってるクルマのみが通行して良い車線を設けることがある。そして他の車線が大渋滞してても大体この車線は空いてる（要はそういうクルマにメリットを感じさせることで、皆さん相乗りして通勤して下さいってことだ）。しかし私の活動地域の一つであるバージニア州では、ハイブリッドカーならその車線を一人で乗ってても通行してよいのだ。環境にやさしいクルマだからでしょうな。

　しかし１も２もささやかと言えばささやかな話だ。んで私の中では３が最大の理由。前に乗ってたクルマも今乗ってるやつも、「今ガソリン使って走ってます。あ、今は電気。」とか、「あんた今、リッター○キロ（ガロン○マイル）の燃費で運転してますよ。あ、少し燃費上がった。」とかを運転中に教えてくれる。そうするとこちらも出来るだけ経済走行して燃費上げてやる！と燃えるわけなのだ。ほとんどゲーム感覚。

　以前ある人に、「新車を子供のおもちゃのように楽しんでいる姿が印象的」と言われたことがあるが、まさにおもちゃって感じ。ほんと乗ってて面白い。もう買って２年近く経つが、全然飽きない。

　ただし形がかなりコンサバだし、馬力もあまりないのが難点かな。ハイブリッドのセダンで時にはチャイルドシートつけて経済走行してるオヤジって、もうかなり人生守りに入ってる感ありますよね～。。