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カテゴリ:クルマ
今思えば予兆はあった。明け方に凄まじく両足がつって、のたうちまわりながら目を覚ます。
朝ごはんを食べる。カレーライス。一晩熟成されてて美味しいが、食べながら今日のランチの約束もインド料理だったことを思い出す。 出勤途上の道端に鹿が倒れている。「はねられちゃったかな。可愛そうに。」そのすぐ前には加害者(?)と思しきクルマが停車中。凄まじい衝撃だったのだろう、バンパーが落ちかけてる。 この辺で、「ん?何かいつもの朝と違う。歯車が微妙にずれてる。」と気づくべきだったのかもしれない。 金曜の道路は空いている。いい感じでスイスイ走ってたら、突然はるか前方に旗を持ったポリスが現れ、止まれ止まれのジェスチャー。「工事車両でも通るのかなあ。。。いや違う。この場面覚えがある!」 そして私は今を遡ること十数年前、日本で全く同じシチュエーションに遭遇し、一発免停を食らったことを思い出す。 脇に停車。ポリスがやって来る。「35マイルのところ55マイルで走ってたね。免許見せて」。。。ああやっぱり。 20マイルオーバー。無謀運転(reckless drive)で裁判所出頭を命ぜられる数字だ。うわあ休みとって出向かなきゃいけないかなあ。。弁護士雇って対応した人もいたな。どのくらいの出費になるかなあ。。ひんやりした朝の空気の中、アメリカ滞在初の「裁判ざた」に思いをめぐらす。 しばらくしてポリスが戻ってきて、免許証が返ってくる。チケット付き。ふむふむ。55の35。おっしゃるとおりでございます。罰金額は?今後の段取りは?その欄にはでかでかと「Warning」との殴り書き。 私は車内から思いっきり仔犬の目をしてポリスに尋ねる。「あのう、私はreckless driveで裁判所出頭とかになるんでしょうか。」 「あ?今回のこれ?」 「へい」 「今回は警告。ゆっくり走れよ。ほれとっとと行け」 「ありがとうございます~。すいませんでした~」 助かった。言われなくともゆっくり走りますとも。それから私は後ろからいかに煽られようとも制限速度きっかりをキープし、無事オフィスにたどり着いたのでありました。 ということで、今後しばらく私はカメさんのような運転になること間違いなし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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