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カテゴリ:酒・食
昨日の日記に書きました、同僚と行った中華料理店の北京ダック。これは私のワシントンにおける「北京ダック感」を少し変えるものでした。
行ったお店は、DCダウンタウンのにぎやかな場所にあるCity Lights of Chinaというお店。出来て20年ほどのお店のようです。 店に入った瞬間に「あ、ここ美味しい」と確信することがある、という話を以前書きましたが、このお店も入るや否や美味しそうなオーラばんばんでした。この感覚は不思議ですよね~。内装の新しさとか綺麗さとかとは全然無関係なところで感じられるものなのですよ。 お腹が空いていたので、ワンタンスープと麻婆豆腐と北京ダック、そして青島ビールという、体育会系のような食事(笑)。これらが皆逸品でした。 キーワードは「ほどよさ」。ワンタンスープの味付けも、ワンタンの皮のモチモチ感もほどよい感じ。麻婆豆腐の辛さもほどよし。時々激烈に辛かったり逆だったりすることありますが、これは絶妙。 そしてダック。既に解体され、盛り付けられた皮や肉が格調高く一人分ずつ皿に運ばれてまいります。日本のような感じ。量も日本のを思い出させるような「あっさり感」ですが、これがどうしてどうして、実はたっぷりでした。 北京ダックの醍醐味は皮にありますが、これがかなりジューシーで、皮なのにボリューム感があるのですよ。そして個々のアイテムが冷えているのに脂くさくない。そういえば北京ダックってもともと冷たい食べ物だったかもな~、とふと思うのでした。質で満足させられたって感じ。 他方で、私が愛用している「量で勝負」の北京ダック店もあります。その名はPeking Gourmet Inn。 ここは豪快。ダック丸焼きをテーブルまで運んでくれて、その場でざっくざっくと鮮やかに皮をとり、肉を切り、ちゃきちゃきと盛りつけてくれて、「さあ思う存分食え!」って感じ。ダックもパンケーキ(具を包む餃子の皮みたいなやつね)も、ここではアツアツ。 ここは美味しいわりに驚くほどリーズナブルなので、もう食べる食べる。ここに来ると「もう1年は北京ダック食べなくていいや~」とか思います。でもすぐにまた来るんですが(笑)。 決して狭い店ではないんですが、週末ともなると、もう入口の外まで人があふれ返り、凄いことになります。予約はあってなきが如し(笑)。壁には店主と有名人(ブッシュやらパウエルやら)との記念写真がたくさん。 日本では少量のダックの切片をうやうやしくいただくのが普通だった私は、「おお~こんな感じで『量攻め』にされて初めてダックの美味しさは分かるのかも~」と、行くたびに感動であります。この店ではダック以外の料理ほとんど食べたことがないっす(笑)。 ということで、キャラの違うワシントンの2つの北京ダック、その日の気分で使い分けるのに大変よい感じであります。あと何回行けるかな。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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