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或る日記

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2004.10.30
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カテゴリ:いろんなこと
土曜日に長女の大学の学園祭に行ってきた。
今年の4月に入学し、軽音楽部に入ってボーカルをやっているという。

長女は私に似て宵っ張りで、携帯を片時も離さず、夜中まで何やら話したり、メールをしたり。
バイトを昼食も取らずに、夜9時までぶっ通しでやったり、
休みの日は昼まで寝てたりと、もう見ていられない。
ついつい小言ばかりで、争いごとが耐えない。
いくつになっても悩みの種だ。

次女と雨が降りしきる中、「運が悪いなぁ・・私に似て」と
天気と同じように盛り下がり気味の大学をウロウロしながら会場に着いた。

教室に暗幕を張っただけの、何だか高校の文化祭と変わらない雰囲気。
「大丈夫だろうか…」と、待っていたら長女が出てきた。

…ん?なんだか色っぽいぞ。
19歳になろうとしているのに、色気のイの字も感じない我が娘が
今日は何だかクネクネとセクシーに立っている。

楽曲は、ブリリアント・グリーンの「angel song -イヴの鐘-」から始まった。

耳をつんざくギターの音の後、初々しい長女の声が響いた。
カラオケ以外で初めて聴く歌声。
上手い下手とかいう判定は親には不可能だ。
ずっと風邪をひいていて、本調子ではないけれど、
繊細なちょっぴりハスキーでハートフルな歌声だった。

不覚にも熱いものが込み上げて、危うく涙がこぼれそうになった。
…どういう感情か解らない。
でも、何だか色んなことが思い出されて。

この子が1歳半の時、在宅の仕事を始めた。
それから私はいい母親だっただろうか?
背中を向けていつも仕事、そしていつもヒステリーだったような気がする。
同居を始めた時は、まだ小学校低学年だった長女に、愚痴ばかり聞かせていた。
高校受験の一番大切な時には、入院。
最悪な母親だったね。ごめんね。

音楽はいつも人を感傷的にさせる。
普段こんなことを思ったことはない私だけれど、
一生懸命感情を込めて歌う我が娘を見て、
「このまままっすぐに生きていって欲しい」と目を細めながら思った。





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最終更新日  2004.11.02 01:16:11
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