2月以来行っていた亭主とわたしの居住区域である離れの改築がほぼ完了し、荷物を運びこんでよいということになった。「ほぼ」というのは、建築確認機関によるの検査がまだなのと、カーテンの発注が遅かったため、窓等のカーテンと部屋の仕切りであるアコーデオンドアがまだついていないのだ。しかし、荷物は運んでもよいということなので、早速に部屋に家具等を配置していく。
家具は、おおむねリサイクルショップで調達した。機械設計業を営む亭主の部屋には、本棚、両袖のデスク、水屋、打合せ用のテーブルが、居間となる部屋には食器棚、応接テーブル(のみ)、テレビ台を運び込んだ。ここ2ヶ月ほどリサイクルショップ数軒を回ってよさそうなものを買い付けたので、これだけの家具の代金でも80,000円くらいで上がってしまった。少々傷がついていたりするが、なかなか立派なものである。
今日は、いよいよ居間の食器棚に、わたしのコレクションである陶磁器を運び込んで、コレクションをきれいにならべよう、と意気込んでいる。
もう20年ほど前のことだが、子供たちが保育園に入り、若干手が空いたので、海外通販を試みてみようと思った。イギリスのGEREDという会社にInquaryをだしてみると、海外通販OKと言うことで、カタログが送られて来た。このカタログから自分の買いたいものを選び、Order-Form(注文シート)に書き込んで送付すると、見積もり金額を知らせてくるので、郵便局でMoney-Order(郵便為替)を組んで送金すると、航空便で送ってくる。その当時は静岡へいくか東京等の大都市に行かなければ手にはいらなかったWedgewood等の高級陶磁器が、玄関先まで配送されて来る。加えて、うれしい誤算で、為替レートがあっという間に対USドル360→300→240→変動相場制で180から120くらいまで切り上げとなり、決済は英ポンドだったが、これも3分の1以上の切り上げで、さらに海外への輸出品にはVAT(付加価値税、いまの消費税のようなもの)が免税になるとのことで、カタログ金額が16%ディスカウトとなって、これで航空運賃ほか関税・送金手数料がまかなえてしまう。結果製品単価がデパート等の販売価格の50%くらいで買えてしまうのだ。(今はレートがおちついたのと、販売価格を引き下げたので、それほどの差はなく、並行輸入の会社で買えばほとんど価格差はないものもある)すっかりやみつきになってしまい、亭主の内緒で、たんまりと買い込んでしまった。内緒なので、せいせいと表に出せるものでなく、結果タンスの引き出しに仕舞いこまれた隠匿物資が出来上がってしまった。これがやっと日の目をみるので、今日はうれしくって仕方がなく、朝からうきうきしている。
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