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カテゴリ:絵画.・アート
昨日は、上野にある東京都美術館で、PRADO美術館展を鑑賞した。3年ほど前に来たときは、宣伝がけは派手だったが、中身は貧弱で、エル・グレコやベラスケスは小品のみ、見るべきものといったらゴヤの「サチュルヌス」くらいで、思わず「金かえせ!」(はしたないけどッ)と言いたいくらいだったので、あまり期待していなかった。
ところが、いきなりエル・グレコの洗礼である。しかも上等品4点。これは日本ではめったにお目にかかれない。と、見る間にベラスケス、スルバラン、ティッツィアーノ、ムリーリョ、ルーベンスと続き、ゴヤの、それも色彩鮮やかな大作が4点、息もつかせぬ展開で、すっかり堪能してしまった。まさに日の沈まぬ国スペインと、フランドルの両方にまたがる大ハプスブルグ帝国の至宝であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.20 17:07:25
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