シュツットガルトと書くのが正しいようで、昨日は「シュトゥットガルト」としてしまった、すみません。今日別の雑誌を見ていたら、「シュツットガルトにはベンツの本社がある」---そうだった!以前子供たちを連れて夏休みに駆け足で巡ったドイツ旅行の際、そこに立ち寄ったのだった。正確には行ったのはベンツの本社ではなく、本社敷地内にあるベンツ博物館であった。駐車スペースに車を置くと、博物館行きの電気自動車が来て、それに乗って博物館へ行く。博物館は、広々としていて明るく、創業期のベンツから、クラッシク・カー、そして各種のカスタム・カー(ローマ法王の乗られた車、昭和天皇」の御料車等)、レーシングカーや、航空機のエンジンなどが、整然と盛り沢山に展示されていた。
館内にはカフェがあり、おカネを払った記憶がないので、無料サービスだったかもしれないが、コーヒーをいただいたら、お砂糖(角砂糖)が、ベンツの包み紙で出てきて、お砂糖は使わずに持ち帰ってしまいました。(帰国して、ずっととっておいたけど、もてあまして2,3年前に処分した、おバカなわたし)。ミュージアムショップも充実していて、ベンツマークのアポロキャップやミニカーなど楽しいものがいっぱいありました。
日本にはまだ、このように工業製品が文化である、という概念があまりないようで、先月閉館した交通博物館のような国立の施設以外は、体系的に工業製品を文化の保存として展示しようというような風潮がないのは、残念なことである。