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カテゴリ:絵画.・アート
水墨画を見るといつも思うのだが、なぜ墨の濃淡だけで、パースペクティヴ技法なしで、紙 の上に深山幽谷が描けるのだろうか。 この「連々山図」と題された一双六曲の屏風は、墨の濃淡及びところどころに緑青・群青を 刷いただけであるはずなのに、山々の連なり、杉木立、里のさまが、さながら壺中天のような 小宇宙を形作っている。飽きもせず眺め、この画の中に住ま居したいと暫し思ったものであっ た。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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