|
カテゴリ:旅
「Villa del Sol」は、またフレンチ・レストラン「南葵文庫」としても有名で、宿泊でなくとも、 ここで食事を取ることができる。 わたしと妹は、前の晩の夕食は「蓬莱」の和食だったので、ディナーは取らなかったのだが、 朝食はここで洋風の朝食をいただくこととなった。 紀州徳川家の私設図書館を移築し、極力当時のままを留めている部屋は、クラシックな雰 囲気とアンチックな調度が美しく飾られている。 什器は、プレートが大倉陶園とロイヤルコペンハーゲンのホワイトレース、カトラリーは、と見 ると何とクリストフルではないか。「きゃぁ、クリストフルだわ!」と、思わず田舎モノ(わたし)は 叫んでしまう。 最初に、手絞りのオレンジジュースが運ばれてくる。恰幅のいいメートルドテルが、「卵料理 はいかがしますか?」と聞いてくるので、すかさず、オムレツを頼む。パンが3種類(ロールパ ン、クランベリーとくるみ入りパン、トースト)たっぷり出て、コーヒーも、カップが空くとすぐおか わりをついでくれる。パンに添えられているジャムも自家製で、レモンマーマレードとイチジク のジャム。このイチジクが超美味。帰りにお土産にするようお願いする。 最後にオムレツがふんわりと焼かれて、カリカリベーコンを添えてサーヴされ、おいしい朝食 は終了した。 主婦にとって、朝ごはんの心配なく迎える朝はそれだけでも極楽なのに、その上この美味し さ。「蓬莱」とは極楽にある山のことであるというが、まさに極楽に遊ぶ想いである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|