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カテゴリ:旅
今回の旅行の目的は正倉院展であったが、その途すがら宇治平等院鳳凰堂に立ち寄ることも、今ひとつの目的であった。同寺院では、「平成の大修理」として、大掛かりな修復作業が行われており、その一環として、本尊阿弥陀如来の天蓋を取り外し、一般公開しているので、それを見るのが目的であった。 公開されているのは、天蓋だけではなく、阿弥陀如来の光背もまた外され、展示されていて、普段ぜったい目にすることのない、これらのお宝を目の当たりにできたことは、望外の幸せであった。 また、この展示の外に同寺院鳳翔館で、鐘や雲中供養菩薩として知られる鳳凰堂の中をさながら飛び交うような52体の仏像の一部(国宝)が展示されていて、その仏像にすっかり魅せられてしまったのだった。 この52体の仏像は、阿弥陀如来を中心として、左右各26体が鳳凰堂中堂内部のの長押上の小壁に、さながら宙を舞うような形で、貼り付けられており、あるものは楽器を持ち、あるものは舞を舞い、あるものはさながらサーフボードでもしているかのごときポーズで雲に乗っていて、そのポーズの多彩さと、生き生きとした姿態・表情にすっかり魅せられてしまった。 同展示は12月11日までである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.09 09:10:55
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