|
カテゴリ:旅
イタリアは、カソリックの国であるので、旅行中はクリスマスの準備の真っ最中。至るところにクリスマスツリーが飾られたり、サンタクロースが意外なところに出没したり(ヴェネチアのゴンドラクルーズの航路にあたる家の壁に、壁をよじ登るサンタさんがいました)、いやがおうにもクリスマス機運を盛り上げていきます。 そんな中、日本であまりお目にかからないが、キリスト教国では重要なものがpresepio(プレゼピオ)です。簡単な説明とするなら、ジオラマそれもイエス・キリストが生まれたベツレヘムの飼葉小屋の情景をあらわしたものです。 マリアとヨセフ、そしてそれを取り巻く東方三博士たちや村の人々や動物たち。そしてすべての中心にあるのは、空のベッド。そう、イエスは12月25日に初めてここに降臨するので、ベッドは空なのです。そして、人々はこのプレゼピオを見ながら、25日を楽しみに待っているのです。 プレゼピオは、訪れたすべての教会---ミラノやフィレンツェのドゥオモ、聖フランチェスコ教会にありました。バチカンのサンピエトロ寺院は、見つからなかったのですが、あとでインターネットで調べたら、バチカンではいつも25日までプレゼピオは板で囲われていて、25日に初めて公開され、その後展覧がされるということでした。そういえば何か工事中のような囲いがあったので、それがそうかもしれません。 プレゼピオは、教会だけではなく、個人のお家にも飾られ、人々はクリスマスの訪れを楽しみに12月をすごすのだそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.20 22:54:24
コメント(0) | コメントを書く |