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カテゴリ:絵画.・アート
アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた、菊池凛子さんは、惜しくも受賞を逃し、40何年ぶりの快挙はならなかったが、このところ興行成績でも日本映画はハリウッドを凌駕しており、黄金時代の再来という声が高い。 しかし、個別にはたしかに面白い映画があるが、コマーシャルベースでの話題作というものをいくつか並べて見ると、同じような俳優の羅列で、いささかヘキエキする。 たしかに、器用で、うまい役者で、その映画の雰囲気にもあっているが、それがまた別の映画で似たような役どころをつとめたりしていると、ちょっと引いてしまう。また、映画で人気が出たら、テレビにも起用され(またはその反対)、いつの間にか人口に膾炙してしまう俳優も多い。 プロデューサーや監督としては、便利な役者なのだろうが、あまり多用されると、なんとなく興ざめしてしまうのだ。役者の層の厚さ、演劇理論の深さ、演じるということへの情熱といったところは、まだまだ日本はハリウッドに学ぶことは沢山あると思う。奢ることなく、映画に活気のある時期に、次世代への足かためをしてほしいものである。 閑話休題。 本日から13日まで、東京駅八重洲口にある「大丸ミュージアム東京」で、「華麗なるハリウッド映画衣装展」が開催されている。 http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/tokyo/index.html 1932年の「令嬢殺人事件」のジョーン・クロフォードに始まって、「風と共に去りぬ」、「ジャイアンツ」、「恋をしましょう」、「マイ・フェア・レディー」といった黄金期から、「タイタニック」「ムーランルージュ」といった最近の話題作までの衣装が一同に会する催しである お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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