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カテゴリ:陶磁器
某クレジットカードのポイントプログラムの景品で頼んでおいたルドゥーテのTS/C(ティーカップ & ソーサー)と、ティーポットが届いた。 ベルギーの画家ルドゥーテは、ボタニカルアートのミケランジェロとも言われた画家で、バラの画をよくし、ナポレオンの皇后ジェゼフィーヌに使え、「バラの画家」とよばれた。 http://www.oi-bijutsukan.com/item-0604002.html 平面で見て、これだけステキなので、このポイントプログラムにティーセットが入っているのを見て、3年ほど一所懸命ポイントを溜めて、本日待ちに待った納品があった。 ところが、ところがである。まず、第一に、これはこれでステキなのだが、やはり一流品の洋陶器にくらべると、肌あいが安っぽい。また、絵付けが、なんとも平板である。ルドゥーテ本人が絵付けをしているわけではなく、ルドゥーテの描いたバラの画を転写紙に印刷して、それをカップ等に貼り付けて焼成したわけだから、二重にオリジナリティから遠ざかっているわけだ。 以前、箱根のマイセン庭園美術館に行った時、ショップの管理人の女性が、マイセンの優れているところとして、バラの絵付けの立体性を主張していたが、たしかに、こういうものと比べてみると、曲面に書いた画(マイセン)と、平面に書いた画(ルドゥーテ)が、同じバラであっても、これほどに違うか、というほど違ってきている。 http://www.hakone-meissen.com/index.html ちょっと嬉しく、ちょっとがっかりな本日であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.02 15:57:59
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