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カテゴリ:旅
料亭旅館魚信は、尾道水道に面した明治時代に建てられた数寄屋造りの木造三階建ての料亭、瀬戸内海の水運が盛んだったころは、毎日旦那衆の宴会が引きも切らなかったとか。そんなよすがを、源氏物語の名にちなんだお部屋が伝えている。 今までに3回ほど泊まって、のたりとした尾道水道の景観と、おいしいお料理でのおもてなしの主人のお気に入りの宿で、是子供たちを連れて行きたい、とのことで今回の旅行とあいなった。今回は、今まで入ったことのないお部屋、3階の「初音」は、食事のみに利用するとのことなので、宿は別とし、会食のみお願いする。目の前に広がる尾道水道の景観に、「わぁ!」という、子供達の歓声、してやったりの主人の顔。
つぎにお料理が運ばれてくる。初めての「大人の食事」に緊張気味の子供達。まずは、オコゼの薄造り、前菜の桜豆腐。 うわさに違わぬ美味しさに、満足の我々。次はおこぜのから揚げ。 抹茶塩でいただくオコゼのから揚げは、すべてが食べられる。 そうこうしている内に、尾道水道はとっぷりと、春の夜の明かりを映してくれていくのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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