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カテゴリ:絵画.・アート
静岡は、関東圏なので、関西以西の美術展の展覧会の情報が入手しにくい。 今回、葵祭に行かなければ下記の展覧会の情報は手に入れられなかっただろう。 ひとつは、相国寺承天閣美術館での 若冲が深草 石峰寺(せきほうじ)に暮らしたことはつとに世に知られているが、 その若冲が、自身の最高傑作ともいうべき 「動植綵絵」と釈迦三尊像を 「両親と弟、そして自分の永代供養のために」相国寺に寄贈したのだという。 その後、明治期の廃仏毀釈のため相国寺は疲弊し 散逸を防ぐため、「動植綵絵」を皇室に献上したそうである。 一方若冲の供養の志を汲み「釈迦三尊像」は、相国寺に留め置かれ、 この2作品は以後離れ離れの途をたどることとなった。 今回、開基足利義満の600年忌を記念し 120年前に別れ別れになったこの2作品が 特別な場所 相国寺承天閣美術館に一堂に介し 展覧されることとなった。 なぜ、相国寺承天閣美術館が特別な場所であるというのか それは、昭和59年に相国寺創建600周年を記念してこの美術館が建てられた時 いつの日か「動植綵絵」30幅を釈迦三尊像と併せて展示できるよう 正面に釈迦三尊像三幅対を置き 両脇に15幅づつの「動植綵絵」が掛けられるような 展示スペースが設けられたということで 今回宮内庁三の丸尚蔵館からの里帰りをもって その願いが23年ぶりに成就する特別な展覧会となるということである。 ☆ もうひとつは、大阪市立東洋陶磁美術館で開催されている 「美の求道者---安宅宗一の眼---安宅コレクション」展である。 これについては、長くなるので、明日に お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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