|
カテゴリ:絵画.・アート
今日は早起きして、6時のバスに乗って東京へ 渋谷の Bukamura・ザ・ミュージアム で開催されている 「モディリアニと妻ジャンヌの物語」展が6月3日までなので、それを見にいきました。 案に相違して、展覧会の主役はジャンヌ モディリアニのあのどこか憂愁を帯びた肖像を期待していたわたしには うれしい誤算。 また新しい藝術に触れることが出来、嬉しくなりました。 出品作品のほとんどが個人コレクション それもそのはず モディリアニの最後のミューズであり、妻としてその死まで生活を共に送った ジャンヌが残したコレクションだったのです。 作品の数も、半分以上がジャンヌの作品。 若くしてこの世を去った彼女の全貌を知る、非常に貴重な展覧会でした。 結核のため35歳で世を去ったモディリアニ その死を悲しんで、ジャンヌは二日後に彼の後を追い、投身自殺しました。 このエピソードや、有名な「ジャンヌ・エビテルニュの肖像」などから わたしはジャンヌを、モジリアニに依存した儚い存在くらいにしか思っていませんでした。 今回の展示品は、その先入主を裏切って余りあるもの ジャンヌ自身が非常に才能のある画家であることが 彼女自身が残した作品により証明されていました。 彼女が亡くなったのは22歳のとき わずか6年ばかりの創作期間で、驚くべき完成度の作品を残していました。 また、一緒に暮らしたモジリアニとも、 影響し影響されるという非常に興味深い関係をもっていたことが分かりました。 彼女は、モジリアニにとってのミューズであり、 かつ自身もミューズの神に仕える巫女でもありました。 ☆ Bunkamuraの展覧会は6月3日が最終日です。 おいでになれる方は、ぜひご覧になってみてください。 新たな感動があなたを待っていますよ。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[絵画.・アート] カテゴリの最新記事
|