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カテゴリ:陶磁器
デンマークの名窯ロイヤルコペンハーゲンの最高級品がフローラ・ダニカ 「デンマークの花」と名づけられたこの陶磁器は 当時の宗主国であったロシアの女帝エカテリーナ2世に捧げられるべく デンマークの王室に伝わる植物事典「フローラ・ダニカ」の花々を 忠実に手描きで絵付し、金彩を贅沢に施して作られたテーブルウェアである。 2600種類の花の絵をすべて写そうとしたこの企ては 1796年、女帝の逝去により中断したが、 それまでに1800点あまりの製品が制作されていたという。 このうち1530点が現存し デンマークの威信をかけて制作されたこの宝石のようなコレクションを 今に伝えている 現在も、ロイヤルコペンハーゲンの最高級品として このうちの700種類の絵柄が当時と同じ工程で製作されているという わたしも、この伝説に憧れて--- いつか、ひとつでも---、と長らく願って来たのですが (ごめんなさい、おとうちゃん、もうしませんから)と、泣きを入れて とうとう、とうとう某オークションで買ってしまいました。 これは、デミタッセ そして、チョコレートカップです。 花の絵付けと、外側の金彩は、それぞれ別のペインターが描いているのだそうです。 この鮮やかな彩りに しばし魅せられています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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