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カテゴリ:絵画.・アート
実は、内藤ルネさんは「薔薇族」なのである。 雑誌「薔薇族」の表紙を飾るイラストを何枚も描いていたり、また 2005年に刊行された自身の著作において、ゲイであることをカミングアウトしている。 大正美人画の巨匠、高畠華宵もそうであったが 実際に女性を愛することのない、これらの人々が いきいきとした女性日を生み出しているのは何故だろうか。 C.G.ユングは、男性の中の女性性、女性の中の男性性を アニマとアニムスと名付けたが 誰でもがもっている「内なる異性」が、色濃く投影されることによるものだろうか。 こんな仕草は、女性特有のものであるような気がするし こんな可憐さも、男性の筆になるとは思いにくいのであるが---。 彼の内なるアニマが発現したものなのだろうか。 彼のコレクションケースの中には バイエルンの狂王ルートビッヒ2世の写真があった ワグナーの歌劇と現実の世界の境目に生きたこの若き王は ワグナーの歌劇をモティーフとした城を建て 美少年を侍らせてワグナーの歌劇の世界を生きたという。 夜への憧れは、また内藤ルネにおいても、二つの嗜癖を持つ 魔女と人形である。 ここでも、魔女はあくまでも女性らしく 人形も、特にステルネル(シュタイナー)を好んだというルネ氏は 無垢の少女性として、人形をい慈しんだという。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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