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EYASUKOの草取り日記

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2008.01.09
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カテゴリ:陶磁器

今回の展示品の中で、一番心を惹かれたのが これ ↓

高浮彫桜に群鳩花瓶一対 眞葛香山「高浮彫桜に群鳩花瓶一対」

高浮彫桜に群鳩花瓶一対

高さは7,80cmもあろうか、豪華な一対の花瓶である。

花や鳩の細工の精緻を極めていること、驚くばかりである。

高浮彫桜に群鳩花瓶一対 高浮彫桜に群鳩花瓶一対

香山は、明治21年家督を息子の半之助に譲り、

新しい釉薬の研究に没頭し、大正5年、75歳で死去した。

半之助は二代香山、その息子の葛之助は三代香山を名乗り、跡を継いだが

昭和20年の横浜大空襲で、三代香山とともに窯場も消失してしまい

眞葛焼きの命脈は絶えてしまったという。

作品の大部分が海外に売られていったことも影響し

「眞葛焼き」「眞葛香山」の名は、いつしか忘れ去られ、「幻の陶器」の名のみ残った。

ここに、運命の邂逅が起こる。

由比町出身の田邊哲人氏が、横浜に居を定めたのである。

奇しくもそれは、香山の窯場の近くであった。

昔ここに「眞葛焼き」という窯場があり、沢山の綺麗な作品を作り出していた

しかし、その製品はほとんどが海外に流失し、残っている物は少ないため

「幻の窯」となっている、ということを聞いた田邊氏は

どうかして手に入れたいと願い、

やっと入手したその作品の美しさに打たれた氏は、

海外のオークションや友人たちの人脈からの情報をつてに

以後40年にわたる眞葛香山の作品の収集を始めるのである。

この邂逅なくしては、眞葛香山の名は、幻のままに終わったであろう

そう思うに連れ

運命の不思議さと、田邊氏の情熱に、深く敬意を表するとともに

できうるなら、このコレクションを

公共の場で常設的に展示できる場を設けていただきたいと、切に願うものである。






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Last updated  2008.01.09 22:48:48
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