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カテゴリ:陶磁器
明治29年、初代眞葛香山は、帝室技芸員を拝命する。 帝室技芸員とは、明治23年に明治帝の命により設けられた制度で 藝術の信仰を目的とした 現在も人間国宝という制度があるが、この制度と大きく違うところは、 その分野で一名のみという、大変名誉ある指定であったことだ いうなれば、皇室のお抱え技芸員ということで 天皇から直接年額100円を下賜され、 さらに皇室からの注文品は相当の額で購入されたという これは、その一つ 明治天皇が香山に命じて作らせ、乃木希典に下賜したものであるという 同系統の作品として やがある。 ここには、先に紹介したけれん味のある「高浮彫」の影は微塵もない 明治25年に家督を息子に譲り、茶陶を作ったり、釉薬の研究をしていたというから その時期の作品であるのだろうか 香山は、また仁清に倣ったこんな作品も作っている 香山は、また雉の形の香炉を作っていて それは、金沢にある仁清の雉香炉を彷彿とさせていて 香山が一時期仁清に傾倒し、その作陶を研究したことをうかがわせ、興味深い お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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