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EYASUKOの草取り日記

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2008.01.10
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カテゴリ:陶磁器

明治29年、初代眞葛香山は、帝室技芸員を拝命する。

帝室技芸員とは、明治23年に明治帝の命により設けられた制度で

藝術の信仰を目的とした

現在も人間国宝という制度があるが、この制度と大きく違うところは、

その分野で一名のみという、大変名誉ある指定であったことだ

いうなれば、皇室のお抱え技芸員ということで

天皇から直接年額100円を下賜され、

さらに皇室からの注文品は相当の額で購入されたという

これは、その一つ

眞葛香山作花瓶

明治天皇が香山に命じて作らせ、乃木希典に下賜したものであるという

同系統の作品として

眞葛香山作花瓶緑釉百合香炉がある。

ここには、先に紹介したけれん味のある「高浮彫」の影は微塵もない

明治25年に家督を息子に譲り、茶陶を作ったり、釉薬の研究をしていたというから

その時期の作品であるのだろうか

香山は、また仁清に倣ったこんな作品も作っている

仁清写しの人形

香山は、また雉の形の香炉を作っていて

それは、金沢にある仁清の雉香炉を彷彿とさせていて

香山が一時期仁清に傾倒し、その作陶を研究したことをうかがわせ、興味深い






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Last updated  2008.01.11 00:01:39
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