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カテゴリ:旅
1896年、ハンガリー建国1000年を記念して作られた「漁夫の砦」は ペシュト地区を一望できる絶好のロケーションに建っている。 「漁夫の砦」という名前の由来は、昔ここに魚市場があったからとも 漁師たちがここに砦を築き、蛮族の侵入を防いだためとの2説があるそうだが どちらかは、はっきりしていないそうである。 こちら側から、階段を上り ひょうきんなドラゴンの出迎えを受けて 展望台になっている建屋にあがって、ペシュト地区を心ゆくまで眺め こちら側の階段を下りると 目の前に、マーチャーシュ教会が見える。 この教会は、13世紀半ばにベーラ4世が建造し、聖母マリアが祀られている。 16世紀にトルコ軍に占領され、モスクに改装された歴史を持つが、 その後17世紀に、元のカトリック教会に戻ったそうである。 現在の建物は19世紀に立てられたネオゴシック様式のもので オーストリア=ハンガリー二重帝国の王として フランツ・ヨーゼフ一世とシシィの戴冠式がここで執り行われた この祝典で演奏されたのが、リストの「戴冠ミサ曲」であるという。 ここは側面なので、正面に向かおうとすると 騎馬姿の聖イシュトバーン一世にお目にかかる。 王に送られて、マーチャーシュ教会の正面に廻る。 教会は現在補修中であるが、中には入れるとのこと 正面に薔薇窓が見える。 ステンドグラスが楽しみである。(続きます)
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