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カテゴリ:旅
昨日、megumegu001さんからシュテファン大聖堂の屋根についてコメントを頂いた。 それによると、この大聖堂の独特の屋根は 10色の23万枚にも上るレンガでできているとのこと そのことを紹介した、サイトがあるそうです。 さて、大聖堂の中に入りました。 昨日、Burnetさんから 「ここでは結婚式も行われるのでしょうか。」 というコメントがありました。 ええ、行われるのですよ! ここで、かのモーツァルトが、結婚式をあげているのです。 そして 晩年は、お金の工面でずいぶん苦労したモーツァルトは、 亡くなったとき、葬儀を行うお金がなく このシュテファン大聖堂の裏で、お祈りだけしていただいて 葬儀に代えたのだそうです。 そして、その後は、みなさんご承知のように 共同の墓所に、幾人かの無縁仏と一緒に葬られたそうです。 そのモーツァルトのお葬式を執り行った寺院の裏手がここ 実に、モーツァルトは、その愛と死を、この大聖堂に見取られたということですね。 遺体の埋葬箇所こそわからないそうですが ザンクト・マルクト墓地に、立派な記念碑が建っているそうです。 小林秀雄氏は、モーツァルトのことを 「疾走する悲しみ」と名付けましたが まさに、この世を疾走して去っていった天才のことを、 彼もまた、このウィーンの空気を吸っていたのだ、と感慨深く思うのでした。
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