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カテゴリ:旅
たそがれの頃、バスはシェーンブルン宮殿に到着した。
宮殿の拝観受付は4時までなので、駆け足で宮殿拝観へ ルイ14世のベルサイユ宮殿に匹敵するものを作りたいと考えていた レオポルド一世が狩猟用の別荘としての宮殿を建て その孫のマリア・テレジアが手を加えて居城とした。 左右の翼の端から端までは、180m、全室数1441 背後に広大な庭園を持ち、この庭園を巡るとゆうに30分はかかるという。 残念ながら時間的な制約で、庭園見物はできず 公開されている二階部分の見学となる。 ここに描かれているのは、マリア・テレジアの夢 ここを居城とし、政務にいそしんだマリア・テレジアは 居ながらにして、世界旅行を楽しむことをもくろみ 当時流行したシノワズリの部屋や日本の竹を使った部屋をつくっている。 くわしくは、こちら をごらんください。 また、天才の誉の高かった6歳のモーツァルトが シェーンブルンに招かれ、皇帝一家の前での演奏に及んだ。 そのとき、ころんだモーツァルトを マリア・テレジアの14番目の皇女が助け起こした。 この皇女が、マリア=アントニア、後のフランス王妃マリー=アントワネットである。 そして、このマリー=アントワネットに 「ありがとう、優しいお姉さん、僕大きくなったら、kimiをお嫁さんにしてあげるね」 と、モーツァルトが求婚したのは、有名なはなしである。 折から、クリスマスシーズンで、 宮殿前の広場にはクリスマス市が立っていた そして、シェーンブルンをあとにして 我々は、ベルヴェデーレ宮殿へと向かうのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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