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カテゴリ:旅
さあ、いよいよこの旅のハイライト ウィーン美術史美術館にやってきました。 ハプスブルグの偉大なる母、マリア・テレジアが、お出迎えです。 いくらか地味目の玄関の扉をくぐると なんと中は極彩色の大理石に彩られた世界 正面には、怪物を倒すテセウスが鎮座し 天井には色あざやかなフレスコ画が まさに、黄金のハプスブルグの栄光 1891年に一般公開されたこの美術館には レンブラント、フェルメール、デューラ、ラファエルといった オールドマスターが所狭しと展示されている。 其の中でも、屈指のコレクションが、これ ペーテル・ブリューゲル「雪の中の狩人」 フランドルのしんしんと積もった雪と人々の活力ある生活が描かれていて 私の大好きな一枚です。 そして「バベルの塔」 おごり高ぶった人間が、天にいます神の座に到達できるほどの塔を築こうと企て 神の怒りに触れ、おのおののコミュニケーションができないよう、 話す言葉を様々に変えられてしまい そのため、バベルの塔は未完成におわったという寓話 いろいろな示唆に富んでいますね。 わたしの解釈は 多民族・多言語社会だったハプスブルグ帝国を暗喩しているというものですが みなさんは、いかがお考えでしょうか? そして、素晴らしいのは、美術史美術館の環境 この名画たちを、このような環境で鑑賞できるんですよ。 何日居たって、飽きないわ。
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