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カテゴリ:旅
神聖ローマ帝国皇帝カール5世は母方の血筋によりカスティリャ王位を受け継ぎ スペイン・ハプスブルグ家の祖カルロス一世となった。 当時のスペインは、新大陸に植民地があり ハプスブルグ帝国は「陽の沈まぬ帝国」となった。 スペイン・ハプスブルグ家は新大陸から齎される富により絵栄華を極め カルロスの子フェリペ二世の時代に最盛期を迎える 今公開されている「エリザベス ザ・ゴールデンエイジ」は このフェリペ二世の無敵艦隊アルマダとイングランドとの海戦を題材にしている。 そのフェリペ二世の曾孫が マルガリータ・テレサ・デスパーニャ ベラスケスの絵で知られる少女である。 「薔薇色のドレスのマルガリータ王女」、彼女3歳の時の肖像である。 ベラスケスは、画業の傍ら、彼女の父フェリペ四世の信頼を受け その宮廷で貴族の最高位サンチャゴ騎士団長にまで上り詰めていた 武力よりも政略結婚でその領土を拡大していったハプスブルグ家にとって 王女は大切な政略結婚の手駒 彼女も、また神聖ローマ皇帝レオポルト一世の后となるべく運命づけられていた。 その見合い写真として、このベラスケスの肖像画は描かれ ウィーンに送られたのだった。
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