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カテゴリ:旅
ベラスケス描くところのマルガリータの肖像は3枚がウィーンに送られ 美術史美術館の所蔵となっている。 これは、青い服を着た8歳のマルガリータ この肖像画が描かれて5年の後、13歳のマルガリータは ウィーンのレオポルド1世の下に嫁いで行った。 しかし、彼女の献身は儚くも潰えてしまった。 1665年、オーストリアとスペインの両ハプスブルグの絆を確かなものとするべく 取り決められたこの婚姻の一年後 スペイン・ハプスブルグ家の当主フェリペ4世が急逝 跡継ぎのないまま、スペインの王権はブルボン家に移ってしまう。 その落胆が祟ったのであろうか 8年後の1673年、マルガリータは22歳の若さでこの世を去っていった。 しかし、現在わたしたちは、この残されたベラスケスの手による肖像により その永遠の美しさとともに 彼女の生きた時代をもかいまみることができるのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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