ＥＹＡＳＵＫＯの草取り日記

東京都庭園美術館で「舟越桂　夏の邸宅」展が始まる

憂いを湛えた表情の彩色木彫人物像を多く手がける船越桂さん

その哲学的で、悲しみに満ちた彫像は

天童荒太 「永遠の仔」や須賀敦子さんのエッセーなどの表紙でおなじみだが

実物は、等身大くらいの大きさなので

なかなかまとまったものを観る機会は少ない

今回、アールデコの館旧浅香宮邸でのこの展覧会は

ねがってもないシチュエーションである

近年手がけている両性具有的なスフィンクスが中心と言うことであるが

夏の涼やかな緑に包まれた東京都庭園美術館で

どんな光景が出現するだろうか

ラリックのパネルとのマッチングも試みられるのか、楽しみである

なお、展覧会に併せたドレスコードということで

「木」でできた製品（アクセサリー等）を身に着けて入場すると

入場料が団体料金になるそうです。

おいでになられる方は、なにか一品木のアクセを身に着けていくとよいですよ。

（おまけ）↓　これは昨年行ったウィーン、ベルヴェデーレ宮殿のスフィンクス