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カテゴリ:旅
東源寺は、山手に上ったところにあるが じつは、日本海がすぐ近くにある。 そして、その昔、この日本海の一角が光に包まれたのだそうである。 村人たちが濱に駆けつけてみると なんと、佛の頭部が打ち上げられてきたと言う。 人々は、驚き、この佛頭にお体を作り 長くお祀りすることとなった これが、鶴岡東源寺の本堂にあるご本尊の由来である。 いらい、このご本尊は「西目のお釈迦さま」といわれて 地域の人の尊崇を集めている 佛頭の由来を、地元の学者が調べにきたらしいが お寺の方では、「何もありません、昔からこのかたちでお祀りしています」 と、話しているそうである。 「仮に、何か文書があったとしても、このお釈迦様の価値に変わりはありません。 それなら、このまま伝説として尊崇の対象になっているほうが ご利益があるというものです。」 と、現ご住職のお話であった。 本堂には、また、立派な塗り物で拵えられたお厨子入りのご位牌が多く安置されていて この地方の人々の信仰の篤さを物語っていた。 鶴岡東源寺は、羽前水沢駅から歩いて30分ほどの距離にある。
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