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カテゴリ:絵画.・アート
東京都庭園美術館の前身は、朝香宮邸 文字通り邸宅として使われていた建物であるが それに加え、アールデコの装飾を今に伝える、それ自体が美術品である建造物 二階のプライヴェートスペースにある、かっての主の面影を伝える像 朝香宮家は 久邇宮朝彦親王の第8王子鳩彦王が1906年(明治39年)に創立 明治天皇の皇女と結婚、1921年に現在地を下賜された 翌22年に軍事研究のため滞在したフランスで、交通事故に遭い 療養のため25年までの長期滞在を余儀なくされたことが、この建物の創建に結びつく 当時のフランスはアール・デコの全盛期それにすっかり魅了された朝香宮夫妻は その居館をアール・デコで埋め尽くすことを考える かくして、宮内省内匠寮工務部設計、監理 アンリ=ラパンがデザインし、ルネ=ラリックのガラス工芸が随所に使われた アール・デコの粋を集めた建物が出来上がったのだった。 朝香宮書斎 居室の照明や調度、家具なども洗練された趣味により統一されている。 壁紙や扉なども特注の雰囲気をもったものが使われ、 まさに、アール・デコの夢の邸宅であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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